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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。

週刊少年ジャンプ(12号):魔人探偵脳噛ネウロ
週刊ヤングマガジン(12号):センゴク
週刊少年サンデー(12号):ハルノクニ
週刊少年チャンピオン(12号):元祖!浦安鉄筋家族



魔人探偵脳噛ネウロ

つい最近書いた気がするので、引用。
推理モノの体裁をとったギャグマンガ。主人公は食いしん坊の女子高生+「謎」が主食の悪魔(というか素直に魔人というべきか)。魔人は「謎」を食べたいので人間界へ出てきましたが、効率よく謎を食べるために女子高生を探偵に仕立て上げて、いろんな謎を食べて歩きます。
現在は過去に対峙したことのある「怪盗」と、再バトルな予感。


センゴク

秀吉に仕えた実在の武将「千石権兵衛」の戦国時代の戦争×青春絵巻。
現在は、ちょいと好きな女子に会うために軍律違反をしてしまい、(建前上)リストラされちゃいました。

ハルノクニ

新連載。ちょい未来な感じの高校生が主人公のお話。種類としてはSFサスペンスっぽい方向に行くのかな?


元祖!浦安鉄筋家族

また巻頭さん!? ということで、過去の紹介のこぴぺで

ドタバタギャグモノ。ドリフ的ギャグというか、王道ギャグというか、体当たりギャグというか、そんな感じ。今回は、プロレス(猪木×藤波×長州)をネタにした「主婦抗争」モノw




★★総評

今回は、先週感心したので褒めた原稿を書いたらアップに失敗した「ネウロ」から。
時を同じくして「ムヒョ」でロージーが成長したタイミングで「ネウロ」で弥子(女子高生)も成長しました。
描き方として、私は弥子の方がいいなぁ、と思ったのです。
人間そんなに「自分ひとりで新しいことに気付く=成長すること」なんてないと思っています。
ムヒョでのロージーもお膳立てで気付きましたが、けっこう話としてはシンプルな感じで、いい意味で「少年マンガ」的でした。
一方ネウロでの弥子の場合は「第三者」の語りによるもので、ああいう展開ってけっこうリアリティがあるなぁと感じたのです。(ここまで先週の話)
で、今週ですが、サイド登場の「サイ」。作品の中でも語られてますが、もう当初の「怪盗」なんて設定はどこへやらw でも面白いからいいです。
そして、連載当初も感じていて、ここへきてまた感じ始めたのが「寄生獣」の存在。
連載当初は「作画の際の線」というか「造形」だったのですが、今回は「サイ」の思考が、母親になったパラサイト田宮?とか、寄生獣議員さんの広川?とか、最後のお話の人間(犯罪者)とか、思考がそのへんのときに「感じたもの」に近い気がします。だからなんだという感じですか、なんかそんな気がするのです。
で、それはそれとして、ちゃんと風呂敷広げて完全に別の話としてエンタメしているので、大変よいと思います。絵がアレなんでコミックスを買おうとは思いませんが・・・。オススメはしないけど、個人的には興味を持って見ていきたいと思います。


センゴクは、なんつーか、私の中では今「倦怠期」。理由は、なんかフツウの戦国時代のお話になってきた気がしているため。個々のキャラが立たないで進められちゃうと、もう「知ってる話」になってしまうので「覇*1」ほど変えろとはいいませんがw マンガならではのオハナシにしてほしいです。
基本的にはオススメですが。


ハルノクニは、新連載ということもあり、今のところは判断できず。でも、絵(線)は、ちょっと太目でかっちりしてない「いでじゅう」という感じ。お話は初回ということもあり、説明台詞も多かったですが、今後は「実は俺たちの世界は偽りの世界なんだぜ!!」とか、そんな感じでしょうか? まぁ静観します。


チャンピオンの巻頭さんは、もうなんだろ、最近「バキ」と「鉄筋」と「新連載」というような印象がありますが気のせいかな?(まぁ調べてみるほど気にはしてないが)。
で、ここ最近の「旧キャラリターンズ」もイマイチ不調でしたが、今回の(ある意味)旧キャラリターンズもイマイチだったような。けっこう「ジャッキー・チェンの主婦シリーズ」はネタとして必然的にカンフーネタが出てくるので、鉄筋と相性がいいように思いますが、その辺で次はいかがでしょうか?(勝手に提案)
一時期「(無印鉄筋の後半)新キャラが続々登場」したときがありましたが、まだあのときの方が打率が高かった気がしますが、ここ最近きついですな。


なんだかしょんぼりな感じですが、今回はこの辺で。

*1:

覇 1―LORD (ビッグコミックス)

覇 1―LORD (ビッグコミックス)