魔術師エベネザムと不肖の弟子

魔術師エベネザムと不肖の弟子 (ハヤカワ文庫FT)

魔術師エベネザムと不肖の弟子 (ハヤカワ文庫FT)

ちとゆるめなファンタジーということでしたが…


勤務地変更によるラッシュ生活開始とも相まってなかなか読み進められませんでしたがようやく読了。

ファンタジー的世界観(魔法とかデーモンとかドラゴンとか)に現代的なアイテム、通念(マニュアル本や、職業観とか)を組み合わせてるという点では、日常的に魔法を使う少女少女が現代社会を跋扈するマンガアニメが多かったり、そういった「現代風アレンジの異なる時代モノ」などを見知った皆さんにはさほど新鮮ではないと思われます。

そして、この作品と私のちょっと不幸な出会いの原因は、「銀河ヒッチハイクガイド」の洗礼を受けた人間であるがゆえに、作中における不条理的ギャグ?が質の悪い焼き直しに見えてしまったのです…。

つまり、私にとってイイトコナシ、な作品でした…(誤解を恐れず言うなら、銀魂に対する感想に近い)。

あと2巻続いて完結らしいですが、もう購入は無いな…。

しかし、作品としてはしっかり構成されていますので、ローティーンの方にはオススメなのかも。おっちゃんには面白くないかも。