七人の刺客―剣客同心鬼隼人

七人の刺客―剣客同心鬼隼人 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

七人の刺客―剣客同心鬼隼人 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

単語的に好みかも、と思って選んだ「剣客同心鬼隼人」。1冊目が及第点でしたので2冊めを読みましたが…


タイトルにもあるとおり、凄腕の剣客7名が登場し、強い主人公「鬼隼人」に襲い掛かります。
今まで「剣戟は、途中の主人公苦戦+最後のクライマックスに決着!」的な作品を多く見てきたため、今作品の大盤振る舞い(強敵7名)は、ちょっと「RPGとか無双のミッションっぽい」とも思いましたが、通勤での閲読に際しては、危機また危機って感じで、それなりに良かったです。

前作では艶っぽいシーンがあったりしましたが、今作ではナシ。そういう意味では、まだ手探り状態なのかもしれませんな。

でも、いずれにせよ、まぁ面白いということで、次巻に期待しようかな、と思いつつ、別シリーズの「決闘 十兵衛」を読み始めてます。この感想は追って。

蛇足:主人公は「007」のような殺しのライセンスを持っているのですが、なにかというと「なんだったら殺してしまえ!!」という上司がいやだなぁ(シナリオ的にワンパターンでもあるし、職権濫用っぽいなぁ)、と思いました。