俺の大東亜代理戦争

俺の大東亜代理戦争 (ハルキ文庫)

これは、最近の戦記モノの派生として+表紙が過激だったので買ってみましたが、中身も十分に過激な社会風刺モノ？エッセイでした。

恥ずかしながら福田和也氏のことは何も知らずになんとなく雰囲気で購入。結構すごい人なのですな。さらに元の掲載元が若者向けエロ雑誌だったようで、とても丁寧かつ過激に語られていて、自分の知識の補完にも役立ちました（とはいえ、主張としては結構過激なので、ある程度バイアスはかけて読まないといけないと思うけど）。

そして、その主張（＋言葉遣い）は過激ではあるのですが、話の方向性としては同意できるものが多かったです（自分自身右とか左とか良くわかんないけど）。世界情勢や背景の知識は作者ほどないけど、感情的な部分での同意と言うべきか。

昨今ミサイルの話や、拉致の話とか、島やらガスやらの話で、お前らばっかじゃねーの（怒）とか思うこともままありますが、その辺をかなり前から主張されていて、今はどういう風に思ってるのかなぁ、多分すげー怒ってるよなぁとか容易に想像できるので、今後は注目してみようと思います。