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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。

週刊少年ジャンプ(32号):テニスの王子様
週刊ヤングマガジン(32号):新宿スワン
週刊少年サンデー(32号):ハヤテのごとく
週刊少年チャンピオン(32号):発明軍人イッシン


テニスの王子様

中学生のテニス部活モノ。ほぼ忍術な感じの体技と、巨人の星を彷彿とさせる「魔球バトル」が怒涛のごと展開発。最近はスーパーサイヤ人的覚醒もポイント。現在は様々な天才たちのバトルになるであろう「全国大会」中。



新宿スワン

風俗系のお仕事に女子を誘うスカウトモノ。新宿を舞台にピカレスクロマン的作品が展開されてましたが、現在は万難を排し、渋谷でAVのスカウトをしています。現在は主人公の後輩(多額の借金アリ)がスカウトした子が見事AVデビューして借金は返せたところ。



ハヤテのごとく

執事モノと言うか、萌え系というか、メイドも交えてなギャグコメディ(エッセンスとしていわゆるラブコメ要素もあり)。現在は、というほど何かが進行している感じではない1話完結系。



発明軍人イッシン

エリートヤンキー三郎や、番長連合の阿部秀司氏の新連載。戦時中、沈没した潜水艦の中でコールドスリープして現在によみがえる帝国軍人を主人公にしたギャグマンガ。現在によみがえり、早速自分の本家(孫)の家に転がりこみますが…。



★★★総評

テニスの王子様

すっかり「部活モノ」から「魔球モノ」「やおいのネタ」にシフトしていますこの作品。適度にギャグ(あるいはギャグとして描かれていないが、そう扱われることを期待した展開)も交えているので、その辺の「不思議加減」もさほど気にならず毎週読んでいます。
ということで、良くも悪くもなく、ことさら感想も無く、と言う感じ。



新宿スワン

なんだか最近巻頭さん頻度が高いこの作品。チョイ悪な感じはいつの世も若者の心をつかみますが、そういう意味合いで重要作品となったのかな? ええと、今回はこのシリーズの導入と言うこともあり、静観モードで何かをいう感じではないです。



ハヤテのごとく

この作品は絵も(決して上手ではない)展開も(決してオリジナリティにあふれていない)ので、あまり好きではないのですが(ジェネレーションギャップであると思っていますが)、まぁ読まずに批判するのもなんだなぁ、と思って毎週見ています。がことさらすごいと言う感想も無く(スマッシュヒット的ギャグはたまにはいるけど)、と言う感じ。
蛇足ながら、巻末のコメントを見て、あなたが仮に海賊ものや錬金術の話を書いても、さして面白くないと思うよ、と思いました。執事やメイドや受け入れられる土台が出来上がった状態で描いているマンガでこの状態なのに(ry


発明軍人イッシン

ちょいと読者受けしようと思って「ヤンキーエッセンス」を入れて、逆にヤンキーマンガ好きから見たら中途半端な感じがしないでもない作品を描いていたように思わないでもない阿部氏ですが、今回その「ヤンキー」の呪縛から解き放たれて、ドコまで描けるか、がポイントかなぁと思います。
正直、第一回はとても面白かったです。ねずみもいい感じ。
自爆型ドラえもんっぽい感じだし、欲に目がくらんだ家族もいい感じだし、今後も期待。


てなことで、あっさりめですが、この辺で。