ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

後輩に借りて読んでみた。よくない風に聞いてますが、そんなに悪くなかったように思いますが(といいつつ多分自分では絶対に買わなかったと思いますがw)


だいたい、本の大ブームと言うのはたまに起きますが、そういった類の中では、比較的上位に入るのではないかと(まぁ主観ですが)。

で、何がよかったかと言うとMMR的展開と言うか、トンデモ説に対する「言い切りの強さ」。やっぱ、こういうのはテレや甘さがあると読んでるほうも見抜いちゃいますが、ここまで「こうこうこういう理由でこーだからっ!!」って組み立てて言われちゃうと「そっかー、そうなんだねー おっちゃん話聞くよ」てな感じでなんか聞いてみたり、って感じ。
あとは、洋物の王道としても複数視点による構成もなかなか良かったです。アルビノの人も変な奴とか思ってたけど、それなりに真摯だったし。ああいうのはこの描き方じゃないとわからんよね。

てなことで、後半の黒幕探しとかは、そもそもキャラが少ない上にそれとなく描写された段階で「ああ、やっぱ」ってな感じでバレバレだったのですが、まぁ、それもよいでしょう。最後はあれは途中まで(振り出しに戻って三角が2個)はよーくわかるのですが、結局どういうこと?と思いました。馬鹿なのか?おれ? 視覚的に見ればわかるの? でも映画は見ないかなぁ…。てな感じでした。