お陀仏坂 父子十手捕物日記シリーズ

なんだか、気持ちは、待ち遠しく、ワクワクしながら、安心しながら「連続TVドラマ」を見る感じ。


このシリーズ、スタートタイミングに対して入手が遅れたこともあり、短期間にババババと読んだせいもあって、一気に世界観にのめり込んでいます。

ショージキ「またかよ(二人のケンカ)」とか「言うと思ったよ!(文之介@うどんや)」とか「あのときの変身や事件はなかったことに?(お克)」など、思わず突っ込みたくなる「お約束な展開」もありつつも、実は通勤電車の中でグッときてたり(特に@うどんや)。私もそういった味がわかる歳になったのかなぁと(あ、でもやっぱ、仮に「お約束」的展開でも、決して「前ふり」や「描写」が上手ではないマンガでの「単なる記号的な」粗製濫造は許せないのです)。


で、お話としては、鈴木英治氏クオリティというべき「良い作品」。これまた癖のある、かつオヤジ殿の過去の実績のすごさ再確認できるを事件が起きております。そして今回文之介が人情味でもチャンバラでも大活躍! 人情味ではオヤジ殿的な活動を無意識でトレースしつつ、チャンバラでは第一作で感じていたシーンを堪能できました。読んでいて、やったぁ! と思えるのも、シリーズモノを読む醍醐味ですな。(あんまいうとネタバレになるし、まぁ適当に)

さらに、先日より「このシリーズはキャラが秀逸」的なことを申し上げてましたが、今作でもなかなか有望な新キャラが登場。これまた今後が楽しみになりました。オススメ!



蛇足:先日アンテナに加えさせてもらった鈴木氏のサイトを見ると、今からこのシリーズのストーリーづくり開始とのこと。うーん、楽しみ。