荒くれKNIGHT 高校爆走編 (10)

荒くれKNIGHT 高校爆走編 10 (ヤングキングコミックス)

荒くれKNIGHT 高校爆走編 10 (ヤングキングコミックス)

先日新作*1も出ましたが、やはり読みたいのはこちら。吉田聡荒くれKNIGHT 最近巻。


ここ最近「春間成長エピソード」が展開されつつありますが、今巻では既に「四代目」という単語が出てきたり、公然と善波世代から後輩達への「引継ぎ期間」になっている模様。

また、今回のエピソードは恒例の「単行本1冊まとめて渋めの1エピソード(抗争ネタ)」でした。

しかし急に「四代目」という単語が出てきた気もするので、連載ではこのオハナシの前の「1話完結型のオハナシ」で出てたりするのかなぁとも思ったり(荒くれKNIGHTって、たまに「単行本1冊で渋めの1エピソード」にするために単行本化が連載順じゃなくなることが多い気がする)。

まぁ、そんなコネタはおいといて…。


今回の感動ポイントは、「こんな(信頼される)先輩・上司になりてぇ!!/チーム作りてぇ!!」という妄想に取り付かれる「まったく持って素晴らしい信頼関係」。
抗争ネタのときは大抵「敵味方入り混じっての腹の探り合い」という「謀略の嵐」に登場人物たちが巻き込まれるのですが(その辺も面白い)、それなりに謀略しつつも、「やっぱ信頼だよな」という結論に落ち着くのですが(シンプルといえばシンプル)、その辺の描き方がなんかツボにはまりました。
最後の「敵(あえてこう言う)」の「心情吐露」は急すぎる気もしましたが、そのあとの「敵のメンバーへの発信内容」も「コイツ、いいリーダーだなぁ」とか感心したり。

最近すっかりマンガを読む観点に生活臭というかリーマン根性が加わってますが、そんな塩梅で「よい」と思いました。


さて、全体の「春間四代目への引継ぎ」進捗はというと、これでカードは揃ったのか?という感じもしますが、物足りない気もしないでもないので、これから何人かまた加わるのかな?
そして、今後の「春間四代目」デビューを考えるに「敵(ライバル)不在」というのが気になります。
善波に対する「虎武羅の伊武」のような好敵手もいないし、旗揚げで起こるであろう抗争?の敵もいなさそうだし(青蛇+夜光蟲再登場か?そうだと出すぎ?)、その辺を今後どう作りこんでいくのかなぁ、と言うのが気になります。
まぁ平和な輪蛇旗揚げでもいいんだけどね。

てなことで、今後も注目。オススメ。