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なんだか落ち着いたと思ったら大晦日。今年も早かったなぁ…。てなことで、マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。今回も2週分(とはいえお休みもありますので、量はそこそこ)。
週刊少年ジャンプ(03/04・05号):重機人間ユンボル/ONE PIECE
週刊ヤングマガジン(04+05号):新宿スワン
週刊少年サンデー(4・5号):マジック快斗
週刊少年チャンピオン(4+5号):範馬刃牙
雑誌によって合併号の表記は様々なのですな
重機人間ユンボル
は
「みかん」でおなじみ、仏ゾーン、シャーマンキングでもおなじみのw武井宏之氏の新連載。
時代は大工事時代、凄腕の工事戦士が反体制組織に虐殺されてしまいます。しかし!その凄腕の工事戦士は改造人間ユンボルとして復活したのでした!(ただし、こどもの姿で)
ワンピース
は
言わずもがなの海賊マンガ。過去の経緯の詳細はリンクを。
今回は新シリーズにつながる「つなぎ」の回。新しい船、再合流した仲間、新たに加わった仲間とともに、復活?したライバルなどなど改めて確認の回でした。
新宿スワン
は
風俗系のお仕事に女子を誘うスカウトモノ。新宿を舞台にピカレスクロマン的作品が展開されてました。
現在は渋谷でAVのカウト編が完結しインターバルな感じの温泉編。
マジック快斗
は
名探偵コナンの作者による「コナン前」の作品。年末進行ということで復活?
私はコナンよか快斗の方がギミックとか面白いので(推理モノとか通勤電車で読むモンじゃないし、と思ってるし)好きなのです。今回は謎の計画師が絡みますが、快斗は組む?組まない?
範馬刃牙
は
言わずもがなの格闘モノ。詳細はリンクで。
現在は、地上最強の生物である父親「範馬勇次郎」を倒すために、強敵とのバトルを望み、知人(服役中)が君臨するアメリカの刑務所へ。そこで№1の地位を誇る知人と、№2と呼ばれる男のバトルが展開中!
★★総評
相変わらずなところもありつつ、「重機士団」という新たな世界観も持ってきて楽しみな今作。
だれかがどっかで「今回のジャンプの新連載は全部<超能力こども>と<セクシー姉さん>のコンビじゃん!」って言ってたけど、ありゃま、その通りですなw だけど、それがマーケティングってもんで、売れるならそうするのがジャンプな訳でw(でもスポーツ路線(狙え!2匹目のアイシールド!!)からのあからさまなシフトチェンジはマーケティングの弱さ(節操のなさ)も露呈しているよなぁ… せめてバランスっつーか「取り繕う」ってことしようぜ大企業なんだから、とか思いますが、この先何がどうなるかはニヤニヤしながら見ましょうぜ、兄さん(でも少なくともBULE DRAGONつーか、ラルΩグラドっつーか、小畑氏は残るんだろうなぁ)。
まぁそれはさておき、武井氏の持つ「妙な世界観(設定だけでなく、倫理観というか、価値観とか)」は当然引き継ぎそうなので、その辺は本当に楽しみ。「人質だもの」とかいう台詞回しも面白いし。
てなことで期待。
ワンピース
読者にとっては復習+伏線紹介+新機能紹介ってな感じで、ここ数週間はかなり楽しいワンピース。
また長っ尻なお話が始まるんだろうけど、楽しけりゃいいのよ。ウソップの離脱云々では様々な読者の方が感情を起伏させていたようですが、「ウソップ」なんだから「ごめーん!」っていやぁ、それで良い訳で、と思います。カイシャだと*1w
あー楽しいなぁ。巻頭付録のカレンダー見ているだけでワクワクします。
人情話はいいので、サクサク悪い話を。
マジック快斗
楽しみにしておりますが、ことさら何かを言うつもりもナシ。
強いて言うなら、盗みのギミックよりも殺人事件のギミックの方が比較的容易なんだろうなぁ、と思います。コナンの殺人事件は突発的だったり計画的だったりするので、ある程度「作者側としての構築の幅(犯人のレベル差)」ってのがあると思うけど、快斗の「盗み」って、「盗む側・盗まれる側」ともに「同じ相手」との連戦となるので「双方ひたすらにレベルアップ」するしかないからなぁ…。厳しいよなぁ。
マンガに限らず、同じ仕事をずーっと続けて成功している方は、すげぇなぁ、と思いますよ。(変なまとめ方ですが)
範馬刃牙
上記の「快斗」で述べたような意味(「双方ひたすらにレベルアップ」するしかないから厳しい)では、板垣氏はかなりがんばっているとは思うのですが、なんだか最近あまり「!!!!」と思うことが少ないです。
長期連載って、難しいなぁ。
てなことで2006年の巻頭さんはこの辺で。
来年も素晴らしいマンガに出会えることを祈りつつ、さようなら。
*1:以下自主規制