1.4新日本プロレス@東京ドーム観戦記

プロレス/格闘技 カクトウログ さんとの反省会という名の新年会wも終え、ようやく帰宅。さて、今日の振り返りを適当に格闘技好き、でもオハナシ(シナリオ)好きの弁で。


WELCOME TO TOKYO DOME! NEW YEAR FUNNY WALTZ
渕正信エル・サムライ田口隆祐
VS
菊タロー荒谷望誉雷陣明

この試合はえべっさん、ではなく菊タロー主導の(マイク)パフォーマンス試合でした(←ええとこれは、菊タローダチョウ倶楽部的へたれパフォーマンスをしながらのべしゃりをマイクが拾っていて成立していた試合、という言い方が正確かな。カクトウログさん的には「狭い後楽園ホールでやるから成立するべしゃりプロレスが、マイクのおかげでドームでも成り立った」、ということのようです。)。面白かったけど、菊タローが諸々持って行った感じで、個々の選手の長所が出ていなくて(あ、荒谷望誉選手?はいじめられっこでした。これは際立っていたように感じました)残念。特に私は田口があまり好きではないのであの〆もイマイチでした。最後はみんなで田口と一緒に踊って終わり、最後は残された荒谷がバカボンのテーマで去るのでした。

とかなんとか知ったかぶりで話していますが、菊タロー荒谷望誉雷陣明の3人の試合は初観戦。菊タローのマイクは面白かったし、荒谷さんはああいうキャラなのね、と初めて見てもわかるいい感じでした。



ARTISTIC TAG TEAM BATTLE
邪道、外道
VS
NOSAWA論外、MAZADA

お気に入りの邪道、外道と、カクトウログさんで名前は良く見る「NOSAWA論外」たちの試合。さぁて、どんなもんかと思ってましたが、入場してみたら悪そうな奴らが4人。でも、見た目の悪さとは裏腹に、地味にいい試合をしました。これまたカクトウログさんの意見ですが「主役を栄えさす役割同士の試合」ということで、見た目はハードだし、技もキレルいい試合なのですが、盛り上がらなかった気もします。太陽の光を反射して輝く「月」同士の対決になってしまって輝けなかったか…。



ROCKIN' YOUR HEARTS OF FXXXING OUTLAWS.
真壁刀義矢野通石井智宏
VS
ディーロ・ブラウン、ブキャナン、トラヴィス・トムコ

スイマセン、正直「相手の外国人選手」知らないです。そして、真壁も矢野も知ってはいるけど…ということで特に感想ナシ。昔のドームは面白いかどうかは別として、まったく知らない人がいるということはなかったと思うのですが、私がその辺の情報をアップデートできていないのか、選手層が薄くなっているのか…

そしてこの試合、さらにスイマセン、我々の席(一塁側最前列)の前(アリーナの外周)あたりに「あとで解説に行くはず」の高山善廣選手が試合観戦をしており、むしろ周囲の話題はそちらに…。みんな写真撮影するもんだから、高山氏の後頭部はカメラの赤目防止?の「赤いライト」が降り注いでおりました。プレデターの赤いレーザーサイトを思い出したよw



DIMENSION ZERO
長州力中西学飯塚高史山本尚史
VS
TARU、諏訪魔、RO'Z、ジャイアント・バーナード

前の試合とは打って変わって、メジャー路線。さすがにこちらはわかりますよん。お笑いウルトラクイズで活躍したジャイアント・バーナードも登場ですw
でも試合を見るのは初めてのTARU、諏訪魔、RO'Zのお三方。この試合は「誰もが知ってる長州」、テレビで御馴染み?になりつつある中西もいるということもありどよめきもボリュームがでかい感じ。長州のラリアートはやっぱすげーんだなぁ、と思いました。
で、敵?のTARUご一行もなかなかのシゴトっぷり。大物もいるせいか、今日はじめての<プロレス試合としての>盛り上がりも感じられました(菊タロートークでも盛り上がってたけどねw)。
試合展開は案の定山本がいけにえになり、全日ヒール勢の攻勢。適当にみんなが絡みつつ最後はやっぱり山本がやられちゃいました。



TOP OF THE WORLD. ARTS OF WAR
金本浩二タイガーマスクカズ・ハヤシTAKAみちのく、井上 亘
VS
獣神サンダー・ライガー、稔、ミラノコレクションA.T.、近藤修司、"brother" YASSH

面子はなかなか豪華だけど試合は成り立つの?と思ってましたが、案の定「みんなちょっとずつ」な感じ。
個人的にはライガー、金本が好きなのでがんばって欲しかったが、キレイに「出番は1割」な感じ。そんななか、見栄えがする(ドレッドだから)YASSHはよく見えました。そして近藤もなかなか。やっぱいろんな団体の試合を見ないといけないかなぁ、と思いつつ、そんな時間どうやって作るんだ!?w と一時の迷いを断ち切りましたよ。
最後は個人的には余り評価していないタイガーマスクが〆。ジュニアの試合ということで結構派手で面白かったですが、構成的に格闘技、プロレスというよりも「新年大喜利」的な展開でした。



DANGEROUS RAPTURE
川田利明VS中邑真輔

ファイトスタイル(やられてやられて、すき見て腕十字)が好きじゃない中邑と、デンジャラスKの試合。これがあなた! なかなか中邑も体が出来てきたし、今までとは違う試合運び。きちんとプロレスしてんじゃん!!という感想。川田のエルボーにも投げあいにも応じた。中邑がんばった。それでこそ「プロレス」だと思いました。中邑再評価しましたよ。



ダブルメインイベント 三冠ヘビー級選手権試合
<チャンピオン>鈴木みのる
VS
<チャレンジャー>永田裕志

今日(というか昨日か)もっとも楽しみだった試合のひとつ。意地のぶつかり合いで、かなり白熱。お互いひるまずぶつかり合い。最後はみのるがスリーパーで勝利。多分な中邑がやってたらつまんねぇオチにすんな!と思うだろうけど、みのるだとありなんだよなw こずるいキャラ←失礼。勝負に執着するキャラが許される背景か? 因縁て重要なファクターだよなぁ。面白かった!!!



ダブルメインイベント IWGPヘビー級選手権試合
<チャンピオン>棚橋弘至
VS
<チャレンジャー>太陽ケア
逆にこちらは「高レベルの技も数々出ていい試合」なんだけど、なんか「残るもの」がなかった感じ。やはり因縁て重要。そして我々見る側の情報量も関係しているんだろうなぁ…。例えば「リンかけ」なんか、途中から見たら何が面白いのかわかんないだろうし。特に志那虎のスペシャル・ローリング・サンダーとかw まぁ「リンかけ」は例が古すぎるにしても、それに限らないけどね。
そして、試合結果は、もろもろ背景考えたらそうなっちゃうよな、とは思う。そう考えると、むしろケアがかわいそうな試合結果。ケア、お疲れさま!



スーパードリームタッグマッチ “This is レッスルキングダム”
武藤敬司蝶野正洋
VS
天山広吉小島聡

前フリから途中まで「世代交代」というシナリオがいい感じで進んでいたんですよ。

確かにテンコジはたっぱも足りないけど、努力してきた。努力は報われると信じさせられてきた世代は(特に私は社会人になりたて位に天山や小島が台頭してきて、勝手に「ココロの同期」とか思ってるし、同時に武藤、蝶野も尊敬できる先輩だと思っていたわけです)ここで何か新しいことがあるかな?と。でも今更テンコジでもないし、かといって武藤蝶野はすでにある意味TOPだし、どんなオチになるのかなぁとそれはそれで期待をしていたのです。

で、オチ。

なんつーの? DJで言うと、すっげー仕込んで選曲考えて、曲順考えてきたのに、とりあえずつなぎに、と思って持ってきた曲でフロア大盛り上がりで、うれしいやら悲しいやら「これでいいんだ?チミたちは?」って感じ。だったら家で聞いとけよ!!って感じ(確かにいい曲なんだけどね)。

周りの席の人は喜んでいる人が多かったけどね…。でもだったら今日、ドームじゃなくてもいいし、家で昔のビデオなり見てたらいいじゃん。今日の今、ここで何を見せられるか、魅せるのかが今後につながるんじゃないの?


武藤は頭あれだから鉢巻結びにくいし、突っ込みどころは満載。


ちょいとまた「コレでプロレスの未来はあるの?」とか思いました。
試合は悪くなかったけど、結末はかなり残念。
そういう意味では猪木がこなかっただけましかw


ああ、明日からシゴトなのに、こんな遅くまで書いてしまいました…。


てなことで、このへんで。