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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。今週も早かった…。抱えた仕事がちょっとまずい感じ。

週刊少年ジャンプ(08号):アイシールド21
週刊ヤングマガジン(08号):赤灯えれじい
週刊少年サンデー(8号):ハヤテのごとく
週刊少年チャンピオン(9号):竜の国のユタ


アイシールド21

高校アメフトモノ。いじめられっこのパシリだったが、実はすげー足が速い主人公をはじめ、何かしらのエキスパートで構成されて戦略が成り立つアメフトの面白さを表現していると思われる作品。単なるスポ根モノにとどまらず、「アメフトってこういうもんだ」という戦略的なお話と「ドラマ」がうまいことつながっている好作。

現在は念願のクリスマスボウル(甲子園みたいなもん)を目指し最強のライバル「王城」との試合中。超攻撃的泥門VS堅実な守りの王城の戦いですが、脇役(失礼)桜庭たちもしっかり進化で攻撃力UP。さらに主人公セナに勝つべく練習を重ねた天才プレイヤー進の行動は?



赤灯えれじい

平凡男とヤンキー娘の淡い恋愛モノ。同棲モードに入るものの、男は仕事をクビになり転職。

現在は女子の元彼が登場しつつ、結婚を意識し始めた二人…



ハヤテのごとく

執事モノと言うか、萌え系というか、メイドも交えてなギャグコメディ(エッセンスとしていわゆるラブコメ要素もあり)。様々なキャラが絡んだりなんだリして日々すごしてまいります。

現在は、というほど何かが進行している感じではない1話完結系。今回はアニメ化ということで巻頭さん。



竜の国のユタ

特攻の拓(作品名)、恐竜博士(ポジション)、パウンドフォーパウンド(不遇なPRIDEマンガ)などで有名な所十三先生の新連載。恐竜と人間が共存するやや古代風な世界観。人間も「大・中・小」とサイズで人種が分かれている模様。そして主人公はナノス(矮人族)ということで「小」の属性。でも、彼らの暮らす竜の国では野生の竜もいたり、牛馬のような形で恐竜が貢献しています。

現在は、世界観を明らかにするそれぞれの国を紹介するような話+主人公の探検モード。



★★★総評

アイシールド21

ひさびさの巻頭さん? 一時期は鬼のように巻頭さんだったように思いますが、画集が出たからか、他の作品のアニメ化やらでひさびさの巻頭さんのような気がします。
それはさておき、お話はかなり緊迫。前回の対戦相手「神龍寺」が「天才肌で慢心ぎみ」だったのに対してそれの裏をかく作戦でどうにかクリアしましたが、今回は「天才で努力家」。序盤から繰り出される技は現状打つ手がない感じ。さて、どうクリアする?

アイシールド21は過去に「そんなルールあったの?」というある意味「遊戯王」的な展開があったこともあり、この先の展開が気になるのですが、<この作品らしさ>である「専門職のメンバーが個々の役割をキッチリ果たして勝利」という展開にしてほしいところ。

でも先が読めないわ。マスク呼吸法の効果が出るか? ヒル魔の策が出るか? そして、スポーツモノの「奥の手:故障」が出るか?
そう考えると「進」の「足」が「やはり、あの足の速さは天の恵み(ギフト)か」とか言いながらやっぱセナに勝てないとかいうのもあるかなぁ?

期待しつつ読みます。オススメ。



赤灯えれじい

自分的には既に過去の「モード」であるがゆえに、「読んではいる」という作品でしたが、最近主人公の男の子が「クビ」になったり、上司に頼まれて新しいことに挑戦する姿をみて、ちょっと親近感w
がんばれ、と思います。
逆に、彼女の元彼は見ていてあまりにシゴトができなさ過ぎるのでイライラします。なので、この二人の行く末に、特に危機感を抱かず、シナリオ的に思わせぶりでも、だらだらと読んでしまいます。



ハヤテのごとく

連載当初から絵が好きではないなぁと思い、お話もあまり…と思っていたのですが、今でもその思いは特には変わらず。
そして、なんでこんなに受けているのかなぁ、と考えるとうまく整理できないので、例のごとく「ジェネレーションギャップ」ということにしておきます。



竜の国のユタ

ヨドバシカメラのCMに唐突に恐竜が出てきて会話しているのですが、世はまだ恐竜ブームなの? 
そんな恐竜ブームという背景もあって始まったであろうこの作品ですが、適宜恐竜薀蓄が入り、適宜拓ちゃん的ラッキーも入り、そして今回「政争的ネタ」と「化石とのかかわり」というネタが入り、ちょいと期待が膨らんでいます。
「恐竜の生態理解」と「恐竜の声を聞く力」で「成り上がる」恐竜版拓ちゃんになるのか?


てなことで今回もあっさりですが、この辺で