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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。とりあえずグリーンジャンボ購入。当たったらいいなぁ。


週刊少年ジャンプ(12号):魔人探偵脳噛ネウロ
週刊ヤングマガジン(12号):RRR(ロックンロールリッキー)
週刊少年サンデー(12号):GOLDEN☆AGE
週刊少年チャンピオン(13号):みつどもえ範馬刃牙(W巻頭カラー)


魔人探偵脳噛ネウロ

様々な技を持つ魔界の住人+大食漢の女子高生コンビが様々な奇怪な事件を解決するギャグバイオレンスモノ。

当初こそ「寄生獣的なドラえもんがいるコナン」だと思ってましたが、いつのまにやら「大化け」して、なかなか面白いギャグバイオレンスになっております。サイコな方を始め、様々な犯罪者が登場。最近ではピンチのサイズもかなり拡大してスケール感もアップしております。



RRR(ロックンロールリッキー)

代紋(エンブレム)TAKE2の渡辺潤氏の新連載。音楽やりながらフリーターで27歳(俺からしてみたら十分若いけどw)のダメチン主人公と、タメのプロボクサーが出会って何か起きる? というハナシ。

メジャーデビューするために「ダイエット」を条件に出された主人公が発見した場所は?



GOLDEN☆AGE

様々なユースチームから評価される中学生サッカー選手たち3人が選んだのは公立中学の「部活としてのサッカー」。そこでハイセンス・ノーテクなサブ主人公率いる不良集団と一緒にサッカー部として活動しますが、「強いチーム」を作り上げられるのか?

今回は徐々に仲間意識と実力をつけてきて全国大会の地区予選を順調に勝ち進んでいます。そろそろ「本当に強豪」だから各人のレベルアップが必要ということで特訓?してますが…



みつどもえ

性格の異なった小学生の三つ子姉妹のギャグマンガ子供学級桜井のりお氏の作品。

今回はクラスで飼っているハムスターを巡るハナシ。



範馬刃牙

言わずもがなの格闘マンガ「グラップラー刃牙(バキ)」→「バキ」→「範馬刃牙」とタイトルを変えつつ連載継続。詳細はリンクで。

現在は、地上最強の生物である父親「範馬勇次郎」を倒すために、強敵とのバトルを望み、知人オリバ(服役中)が君臨するアメリカの刑務所へ。そこでオリバに挑む強者ゲバルのバトルに介入したかったが望み敵わずな刃牙。そして今度は直接そのオリバに対抗すべくアクションを起こしますが…。



★★★総評

ネウロ

私はオハナシの風呂敷が大きければ大きいほどワクワクするので、前のシリーズ(HAL編とも言うべきか?)はなかなか面白かったです。
そもそも「この作品のブレイクのきっかけ」となったのは「日常に近いエリアでの<過剰な描写>」
具体的?にいうと、コナン的「日常的に発生した事件に対して優秀な?名推理」展開に、犯人のドーピングコンソメスープ的過剰な描写を配置、というものだったと思います。

しかし、サイ(X?)が出てきたころから先日のHAL編あたりは「日常ありえないことを描く結果としての<過激な描写>」つまり、ハリウッドアクション映画的(特撮モノ、RPGに置き換えてもOK)「巨大なピンチを一個人が解決」展開に、「刃物咥えてジャンプ」的過剰な描写、さらに「洗脳された既知外が集団で自転車で追ってくる」「人で橋」という「犯罪のスケールが大きくなければ描けない」過激な描写を配置、という感じになってきているようで、なお面白いです。(「机」のオハナシは小休止、かな?)
24のひとみ@チャンピオンの「背景」もネウロの影響があるのかなぁとか思いますが、まぁそれはさておき

今後も過剰で過激なお話を展開していただければ、と思います。

連載も2年を向かえ、様々なキャラも配置できました。早速「弥子ちゃん、よりにもよって彼らに金借りなくても…」という感じ。これまた、私の評価ポイントである「スケール」とは離れた感じになるかもしれませんが、このへんの「キャラが多いからできる様々な展開」も嫌いじゃないので、静観。
「バカバカしい「絵」」を描くためにハナシのスケールも大きく、キャラも最大限に活用していただきたいところですな。



RRR(ロックンロールリッキー)

なんか、普通のオハナシ(赤灯えれじい)になりそうな予感。日常(レベルのサクセス)ストーリーを描くなら、ヤンマガじゃなくていいのだ!! と思う。



ゴールデンエイジ

うむぅ、上記のRRRで「日常(レベルのサクセス)ストーリー」を否定しておきながら、「中学生の部活モノ」だったらアリ、という感じの感想なのですがw 
正直地味だし、そんなに目新しいギミックもないのですが、おっちゃんの「自分が部活していた」学生時代回顧という下駄を履かせた上で「展開、ギャグ、絵」を眺めると「もろもろ適度」な感じで嫌いじゃありません。あだち充作品に対する環状に近いかな? でも、コミックスを買うほどじゃないけど。



みつどもえ

子供学級は好きだったのですが、浦安鉄筋家族に近しい部分もあったため鉄筋掲載誌に連載を続けるのは難しかったか? で、仕切りなおし?(というかその後の連載、という意味で)がコイツなのですが、やや「ロリ系」にサービスしたようにも感じられる描写・演出が多く、そのへんが鼻につきます。気分転換・リラックスするための通勤マンガ閲読で、周囲を気にしちゃう(ある意味)ドキドキする描写はやめていただきたい。ゾクセイ、あと絵がガチャガチャしてる女子校生が出てくるやつ並にページを飛ばしてしまいますw
でもギャグは面白いので(パンツネタ多いけど)、まぁまぁという評価か?



範馬刃牙

もう板垣先生はハナシを進めるより、AAにされることとか、パロされることを目的にシーン・台詞を紡いでいるように思いますがどうなんでしょ?
言葉遊びが頻出の最近。早くバトルをして欲しいが、中途半端な展開も多いし、どうしたもんかね。



てなことで、このへんで。