ヴィンランド・サガ(4)
- 作者: 幸村誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/23
- メディア: コミック
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なんで「バイキング」を素材にしたの? なぜ「サガ」?ってあたりが見えてきた?
プラネテスでも「宇宙関連事業のブルーカラー的世界」を丁寧に描いておりましたが、今作でも「バイキングという戦士のブルーカラー的世界」をキッチリ描いています。(「大変・凄惨なシーン」での「あんまりそういう大変さ・凄惨さを意に介さない会話」とか、ある意味共通項かなぁ)
多分作者さんは、こういうのがすきなんだと思いますが、そういうのが「カッチョいい」と思う自分もいるわけで(でも「凄惨なシーン」については、現実社会で実際にあったらやだな)。
さて、冒頭にも書きましたが、「主人公の成長」という作品当初から描かれた「スタンダードな大筋」に加え、「世界の動き」という「この作品ならではのテーマ」が見えてきました。
前者の「主人公の成長」というところでは、主人公と真逆のキャラも登場して、今後いろいろ面白く描かれそうですな。(まぁスタンダードな展開ではあるけど)
そして、私のワクワクを生んだのは「世界の動き」の方。
国盗り、策謀系のオハナシは大好きなのでアリアリなのですが、また「日本人である私にはちょいとわかりにくい<西欧の人種間の確執>」というところもなんか学べるかも、というプラスオンの価値として楽しみです。
そんな、「ヴィンランド」で「サガ」なオハナシは、今後も期待です。
オススメ。