吉原昌宏作品集(1) 迎撃空域

迎撃空域 (バーズコミックススペシャル)

迎撃空域 (バーズコミックススペシャル)

帯にあった「平野耕太さん大絶賛」というのと、ココ最近気にして読んでいる「戦争系」のジャケで購入。


中身は、ジャケ通り軍記モノ。太平洋戦争(つーか2次大戦も含む)に絡んだ(後日譚含む)作品群でした。

戦闘機、軍艦、戦車とそのあたりがお好きな人にはずっぽりはまりそうなネタ・メカ描写に、人情話というか「男っぽいオハナシ」が絡みます。
また、シーンとして「大量殺戮・破壊」といった戦争の一般市民への被害といった一面に触れないつくりになっているのも好意的に読める背景かな(それが戦争の美化につながる、というところもあるとは思いますが、決して礼賛しているわけではないと思うので、悪くはないと思います。)


巻末のあとがきにはメカメカな感じのいるエッセイもあり、これもなかなか面白かったです。

単純に短編集としても渋いなぁ、と思いました。
オススメ。