0520
マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。ばたばたなのに花の慶次を読んで、ゲームもしてしまった・・・。いわゆる一つの逃避か?w
週刊少年ジャンプ(24号):ぼくのわたしの勇者学
週刊ヤングマガジン(24号):新宿スワン
週刊少年サンデー(24号):ダレン・シャン
週刊少年チャンピオン(25号):ナンバMG5
ぼくのわたしの勇者学
は
新連載のギャグマンガ。変わった転校生(DQの勇者のような格好)が来たと思ったら「新担任」。
担当教科は「勇者学」でした。
新宿スワン
は
風俗系のお仕事に女子を誘うスカウトモノ。新宿を舞台にピカレスクロマン的作品が展開されてました。
現在は「闇金」絡みのトラブルに巻き込まれ「犯人扱い」になった主人公。カイシャを飛び出してライバルカイシャの知人のモトに転がり込みますが・・・。
ダレン・シャン
は
ひょんなことから「半バンパイア」になった少年と、その数奇な日々のオハナシ。奇妙なサーカス団に身を寄せたり、普通に恋愛めいたことをしたり、忙しい少年です。元ネタ(というか原作)が海外ジュブナイルと言うことで、外国集も漂いいい感じ。
現在はバンパイアの集会に参加すべく、師匠と苦労をしてバンパイアの総本山へ。そこでひょんなことから「しくじったら<死>が待ち受ける試練」を受ける羽目に。
ナンバMG5
は
県下最強のヤンキーという肩書きを持つ兄+父に持ち、かつ本人も中学最強の肩書きを持っていた主人公が、フツウの高校生活を送るため、ヤンキー⇔フツウの高校生という二重生活を送るギャグ+喧嘩マンガ。
現在はペットショップでバイトを始めた兄の話を枕に飼い犬のエピソードがスタート。
★★★総評
先日始まった「バレーボール使い郷田豪」もそうなのですが、「マサルさん風」というか、うすた風というか、ちょっと好みじゃないのです。
コトバでどうにか、という感じのギャグは「マンガ」じゃなくてもいいじゃん、とか思うし。
あと、個人的な見解ですが、ギャグの構造は「過剰な日常(スタンダード)」であること、だと思うのです。
シーンとして「ありえない」ことがあって、ソレが積み重なっていく、というか。
で、最近のギャグに多い展開は<ありえないこと>ではあるんだけど、必然性が感じられず、ギャグのためのギャグ(バトルのためのバトルとも言える?)になっているような…。
「ちぐはぐなやりとり」でのギャグ化、「卑屈・卑怯なアクション」でのギャグ化、は「笑い」ではなく「失笑」なのでは?とか。
「違和感によるツッコミを登場キャラ、あるいは読者側に発生させる」というカタチでギャグのような感じになっているけど、そのネタ(ツッコミ)が面白いわけではない場合が多いし。
上手く説明できないので「私は古い人間だ」ということでw
主人公が妙に卑屈なところがあるのもスカッとしない感じだし(しあわせ団地@ヤンマガも好みじゃない)
金払ってマンガというメディアを購入している以上、絵でも話でも両方をうまく使ったギャグが読みたい。
バックにいるのは真虎さん、というのはなんとなく感じているんだけど、今回のオハナシは最終的に誰がどう得をするのか、というのが推測できないままタツヒコがひどい目にあっていて、ちょっとドキドキします。
オハナシ的に「主人公は殺された」って結末にならないだろうし(小説だとあっさり死んだりすることがありますがw)
バーストがミネルバを吸収するって感じにもならないだろうしなぁ。
闇金カイシャを取り込むのかなぁ?
まぁ静観です。
なんだか「説明の回」が長く続いたせいで、ちょっと緊張感もなく、「死」とか「厳しい試練」という単語を並べているけど、どれほどのものか。個人的にはちょっとぼんやり醒めた感じで見てます。
ふと、試練つながりで、JOJO2部の油の柱のことを思い出して「構造の違い」を考えてみたけど「最初から脅される」より、思い出したように「あとから失敗したら殺されちゃうから」という方がいいのかなぁと。
リサリサの目線とジョセフのモノローグという「シーン」も「怖さ・現実味」を演出していたんだよな。
でも、そう考えると、このダレン・シャンも通して考える「最初はダレンは気安く受けて、あとから大変だってバ!と気付く」という構造にはなっているのだよな。
原作の構造を、連載マンガというカタチに落としたときの「区切り方」も演出として考えないと、「安易に見えてしまう」のだな。
難しいなぁ。
バカっぽいヤンキー展開がこの作品の私にとってのツボなのですが、今回は相手が「ワルモノ」ではあるのだけれども、こちら側には「最強の兄」も布陣されてるし、さしてドキドキしない感じ。
うむぅ。最強のライバルもいなくなっちゃったし、「他県からの侵略」か、「新入生」を待つまで、ケンカはお預けかなぁ。
ちとしょんぼりな感じですが、この辺で。