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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。今週末は本当にシゴトしなきゃ…。
週刊少年ジャンプ(25号):闇のカブトパレス
週刊ヤングマガジン(25号):喧嘩商売
週刊少年サンデー(25号):ハヤテのごとく
週刊少年チャンピオン(26号):範馬刃牙
闇のカブトパレス
は
新連載の妖怪退治モノ。古都K都で古より妖怪退治をしていた一族の末裔である主人公は、その自らのカラダに妖怪を秘めていた。
前に読みきりであったやつの連載化。jojoの荒木氏の弟子のようです。
喧嘩商売
は
通常の格闘技のスキルに加え、「とにかく勝つため」のアイデア、実行力を持つ主人公の喧嘩バトルもの。「幕張」や「代表人 平成義民伝説」の木多康昭氏の「青年誌」での作品ということもあり下品で過激なギャグも混ざってます。
現在は喧嘩でボコボコにされた相手にリベンジすべく、新技「金剛」の練習中。やくざの事務所に飛び込みで殴りこみし見事勝利。で、今回は番外編の妹編。
ハヤテのごとく
は
執事モノと言うか、萌え系というか、メイドも交えてなギャグコメディ(エッセンスとしていわゆるラブコメ要素もあり)。様々なキャラが絡んだりなんだリして日々すごしてまいります。
現在は、というほど何かが進行している感じではない1話完結系。今回は特に理由はないけど、アニメ化のてこ入れ?で巻頭さん。
範馬刃牙
は
言わずもがなの格闘マンガ「グラップラー刃牙(バキ)」→「バキ」→「範馬刃牙」とタイトルを変えつつ連載継続。詳細はリンクで。
現在は、地上最強の生物である父親「範馬勇次郎」を倒すために、強敵とのバトルを望み、知人オリバ(服役中)が君臨するアメリカの刑務所へ。そこでいよいよオリバとの戦いが始まりました!
★★★総評
闇のカブトパレス
読みきりの際にも感じましたが、主人公の固定技がかなり強力だと感じています。
モノ単位でザ・ワールドですよ。時間止めれるんだもの。
しかし、「モノ単位で時間を止めれる」というアイデアがあったとして「どう活用するか」が目新しいギミック好きが気になるところですが、ネタの流用はあったものの、基本的に「アイデア」と「その活用法」の両方がいい感じで使えているので、作品としてはとれもよいと感じています。
今後の展開がどのようになるか?
仲間が増える? 敵組織が出てくる? 同じ特性を持った敵が現れる? 守るべき人がいて能力を十分に発揮できない?
などなど、「この後」が気になりつつも、良い作品だと思いました。
でもムヒョみたいな展開はカンベンな。
この展開は舞城王太郎氏の作品で見たことがあるような…
でも、木多氏的決着をつけるであろうと思われるので期待。
1周回ってココに来た、と言う感じのネタですが、個人的には特に面白くない。
つーか、商業誌でこういうネタをなりたたせるのか。
やはりジェネレーションギャップかなぁ。表紙も面白くない。
「第三者からの語り」になってちょいと趣向を凝らしておりますが、オリバのアレはネタとしてはスゲーと思うけど、シナリオ的には今後の展開に暗雲が立ち込めているような気もします。静観。
蛇足:チャンピオンのグラビアの女の子、清水ミチコに見えます。
しょんぼりな巻頭さんでしたがこの辺で。