双蛇の剣―介錯人・野晒唐十郎

鳥羽氏の作品を作品を読む機会が増えましたな。怪剣奇剣が、リアルに描かれるので引き込まれるんだよな。


今回の「怪剣」は、しなりを持った4尺*1の唐剣。
花の慶次にも出てきました「攻撃を受けると、剣先がくいっと曲がって結局首筋あたりをやられちゃう」アレの長いのですな)

さらにキレを良くする為に、先端部分を大きくしている(それゆえ蛇に見える)という正に「怪剣」。つーか、最早鉄鞭(話それるけど、三國無双黄蓋のアレは鉄鞭っちゅーか、単なるとげバットだよなw)という感じでしょうか? コイツをひゅんひゅん振り回して攻撃してきます。
さらに、両刀遣いで、もう片方には唐剣をかわした隙にぶすっと刺す用の2尺の刀も持っているというので、こりゃ一筋縄ではいけません。

もう一人の敵は「普通の剛剣←こういうと身もふたもないですがw」。


鬼面の押し込み集団と、お家騒動が絡み、これに我らが唐十郎が「鬼哭の剣」でいどみます。


オハナシ自体は「スタンダード」なのですが、やはりこういったトリッキーな技を持つキャラが出てくると「どうやって攻略するのか」というのがすごく気になって思わず読んでしまいますな。

この後の作品もどんな怪剣が出てくるか楽しみ〜

*1:120センチくらい。通常の打刀は2尺以上