0609

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。
サマーカジュアルが始まって、ちょっと快適な日々。


週刊少年ジャンプ(27号):NARUTO-ナルト-
週刊ヤングマガジン(27号):Deep Love REAL
週刊少年サンデー(27号):魔王 JUVENILE REMIX
週刊少年チャンピオン(27号):鉄鍋のジャン!R 頂上作戦


NARUTO-ナルト-

パラレル世界での忍者活劇。忍者立国とも言うべき世界の中で、それぞれの国で協力したりなんだりという感じ。主人公は「九尾(あちこちの作品で見られる伝説の狐ですな)」をカラダに封じ込められたナルト。その力を使ったり振り回されたしてます。

現在は「忍者各国」VS「各国の抜け忍者で構成された「暁」というテロ?組織」の抗争中。主人公のライバルにして抜け忍のサスケが、強豪忍者大蛇丸を倒して一派を形成し、宿敵である実の兄イタチを検索中。対する主人公が職属する組織もサスケ+暁を倒すべく活動中。



Deep Love REAL

ホストモノ。そんな世界に住む主人公と仲間たちのオハナシ。

こないだまで地方出身の風俗嬢の雇用者によるDV+サブキャラの恋愛が描かれていましたが、最近は普通にホストのオシゴトとは、みたいなエピソードに。



魔王 JUVENILE REMIX

小説を漫画化という新連載。
ちょいと思い込みが強いのか、本当に「能力」を持っているかわからない主人公。最近人気急上昇のカリスマ自警団(正義の味方)と関わりあいが出そうですが…。



鉄鍋のジャン!R 頂上作戦

どんな手を使ってでも「うまい」といわせればOK!という料理バトルマンガの傑作の「復活」版。

先日ちょっとオヤスミに入り、今回は第2部としての再登場。「いわゆる料理バトルモノ」に「卑怯もアリ」の観点を持ち込んだ作品(例:自分が先攻だったら、後攻の料理がまずく感じるような調理をしちゃう)。女子の乳がでかいのも特徴でしたが、そのあたりも相変わらず健在。



★★★総評

ナルト

主人公ナルトと対を成すライバルサスケの描写が増えていた最近ですが、ようやく両者がかみ合う展開に。ソコへなんとカブトも改めて参戦か?

忍者モノって「集団バトル」って傾向もあるけど、「乱戦展開」というのも王道。
やっぱ面白いなぁ、ナルト。「技」の理屈とか、キャラの言動(BLとかツンデレとかw)で一時期一部で失笑買っていた記憶がありますが(つーか、私もそう思いましたがw)、「技」は魅力ではありますが基本的に「枝」ですので、面白い「オハナシ=幹」で魅力的な展開をしていただきたい。



ディープラブリアル

ネタ切れなのか、巻頭カラーに持ちこむネタがなかったのか、最近「ホスト徒然日記」みたいな展開が再開され、今回の巻頭さんもそんなネタ。同誌に連載中の新宿スワンとある意味「(新宿歌舞伎町という)世界を共有」している作品ですが、あちらがハード路線を突き進むのに対して、こちらは緩急がついている感じがしますな。
でも、まぁ「読んではいる」という感じの作品です。



魔王

正直まだ展開が読めないのですが、人気の作品のマンガ化、ということで、「ハルノクニ」のような無残な感じにはならないかと思うのですが、どうでしょう?

「主人公の能力」は「正体がばれなきゃ」結構強いよね。ジョジョ5部のトーキング・ヘッド(スタンド)より「自在に」扱えるんだし。静観。

そして気になったのが、今回「作品前後」で使われていた

深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ

というところ。
コレと似たようなのを「荒くれKNIGHT」でも見た気がするのですが…


と思って調べてみたら「ニーチェ/善悪の彼岸」だそうで
(魔王はゲーテ、だがw)

もっと調べたら、メジャーな映画やナウシカにも出ているとのこと。

こういうの出すときって出展はいらないのかな?

出展はあるものの、もうコトバとしては「常用語」って感じなのかな?
まぁ、どうでもいいですが



鉄鍋のジャン!R 頂上作戦

基本的に「連載再開」の再説明の回、という感じなので、さして進展はないのですが、主人公の若い頃を描いたり、コスプレの子がスク水とか、テーマは「えび」で自由に作っていいのに全員が「エビチリ」を選択する、など見せ場もそれなりで、さすがに上手だなぁ、と思いました。
この先も楽しみだ〜!


今週はなかなか良い感じ、な巻頭さんでした。