雷神の剣
- 作者: 鳥羽亮
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2001/09
- メディア: 文庫
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鳥羽亮氏の介錯人・野晒唐十郎シリーズ、今回は雷神の剣とのこと。痺れちゃうのかな？
いくらなんでもソレはありませんでした。
超腕力がある、かつすばやい攻撃をする人（東郷重位センセイの示現流*1をやっていた*2）が敵役で、「雷神の剣」と呼ばれているのでした。
ということで、ちょいと「怪剣奇剣」からは外れるのですが、それでも「受けちゃうととうてい剣を持ってられない」くらいの剛剣なので、強敵と言えば強敵。
そして、以前にその流派の本も読んでいたので「こりゃあ、早いぞ！」なんて勝手に脳内妄想でバトルのワクワク感増量。
そんでもって、やっぱ、ある意味ジーンと痺れちゃうのかも（こだわりすぎ？）
で、オハナシは例のごとく「お家騒動」が軸なのはご愛嬌。それだけ当時は大変だったってことかと。
と書くと、ちょっとケレンミがナイ、と思われるかもしれませんが、今回唐十郎さんは、初の旅モード。
正体不明の若いくのいちも登場して、それなりに新鮮な要素もあります。
旅はいいよなぁ。でも昔のヒトは全部徒歩なんだよなぁ。大変だよなぁ。
それはさておき、地方でのお殿様の前での御前試合もあり、恋愛がらみの動きもあり、いつもとちょっと変わった雰囲気を楽しめました。
さて、次こそは「怪剣奇剣」に出会えるかな？
