ヘルボーイ:人外魔境

ヘルボーイ:人外魔境 (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)

ヘルボーイ:人外魔境 (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)

おお、ヘルボーイで、こんなに「白」が扱われるとは…


日本の普通のマンガでは白いところがあるのは当たり前なのですが、今まで重厚に描かれてきたヘルボーイで「白いコマ」があるというのはある圧巻。
タイトルの「人外魔境」という状況を強く印象付けます。

さらにアフリカで動物達との接触もまたなんというか不思議な感じ。
でも今までは怪物死霊?に嫌われ(満員だ!とか出てけ!とか言われて(まぁ理由は彼の出自とは関係ないシチュエーションでしたが)、アフリカでは動物に嫌われ、そして魔女にも嫌われ、大変だなぁヘルボーイ、と同情を禁じえません(涙)

そして、お話としては「第二部」みたいな感じにいくようです。
ホントに続きをキッチリ読ませてよ(…と昨日と同じ感想ですが)


最後に、この巻ならではの「おまけ」がありました。
それは、いったん描くのをやめたパターンの色も入れたもの+鉛筆画の原稿。
鉛筆画のベタを指示する「×」のマークのなんと多いことw この段階でもう作者の頭の中には「あのスミベタが支配する陰影の世界観」が構築されているのだなぁ、と思いました。(まぁアメコミの制作方法だとそうじゃないと成り立たないのだと思いますが)

さぁて、次はいつ出るのかなぁ…