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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。うむぅ、大ピンチ。

週刊少年ジャンプ(29号):アイシールド21
週刊ヤングマガジン(29号):喧嘩商売
週刊少年サンデー(29号):結界師
週刊少年チャンピオン(29号):ナンバMG5

アイシールド21

高校アメフトモノ。いじめられっこのパシリだったが、実はすげー足が速い主人公をはじめ、何かしらのエキスパートで構成されて戦略が成り立つアメフトの面白さを表現していると思われる作品。単なるスポ根モノにとどまらず、「アメフトってこういうもんだ」という戦略的なお話と「ドラマ」がうまいことつながっている好作。

現在は念願のクリスマスボウル(甲子園みたいなもん)を目指し最強のライバル「王城」との試合中。シーソーゲームが繰り返された結果、最後のチャンス?


喧嘩商売

通常の格闘技のスキルに加え、「とにかく勝つため」のアイデア、実行力を持つ主人公の喧嘩バトルもの。「幕張」や「代表人 平成義民伝説」の木多康昭氏の「青年誌」での作品ということもあり下品で過激なギャグも混ざってます。

現在は伝説の秘密の技、「煉獄」を盗むべくいろいろ画策中。と同時に妹の萌が「Aちゃんねらー」が自宅への襲撃を受けていますw



結界師

「結界術」を駆使して「妖」を退治するバトルモノ。主人公たちはその「技」を駆使して聖地を妖の手から守ったりしてます。現地で働く主人公達と、主人公の兄が所属する「中央で統括する組織」もあるようで、ソコの政争的な動きも主人公達に影響し、オハナシの世界観も広がっています。

今回は「新学期、新体制になった主人公の周辺」の初仕事となりそうな事件。弱いけどむちゃくちゃ数が多い蝶のアヤカシが出てきました。



ナンバMG5

県下最強のヤンキーという肩書きを持つ兄+父に持ち、かつ本人も中学最強の肩書きを持っていた主人公が、フツウの高校生活を送るため、ヤンキー⇔フツウの高校生という二重生活を送るギャグ+喧嘩マンガ。

現在は飼い犬「松」のエピソードの中盤。極悪ブリーダーが捨てた犬がナンバ家の松なのでしたが、捨てたブリーダーが見事に育った松をみて、悪巧みを…。



★★★総評

アイシールド21

毎試合、最後は「時間」が肝になるアメフトの試合。

正直「時間いっぱい!!」という展開は慣れてきましたが、今回の雪光のプレイはそんな「時間いっぱい演出」のなかでも光っているように思いました。
単にエピソードとして、だけでなく、泥門側のあきらめない気持ちを描いた後に、王城側の「してやられた描写」+周囲の評価、そしてさらに泥門…というコマの運びもスムーズでした。魅せ方上手だなぁ。

そして、今まで「なんだかんだ言って秘策のストックがあった」蛭魔もいよいよネタ切れ(まぁ、ネタ云々というよりも、状況が過酷過ぎるのだが)。
もはやのこの状況では遊戯王的「実はこんなルールがありました」ってのも、もうないだろうし、どうなるのか、どきどきしてます。



喧嘩商売

巻頭さん、多いねえ。
正直、ギャグのところは面白いとは思うけど、代表人とかと比べちゃうと、インパクトの面で弱いのは否めないし、そんなに語ったりなんだりって言う感じではないのだよね。
でもこんなに人気が出て作者はうれしいだろうなぁ。
この流れでジャンプでイマイチだった大物作家さんがヤンマガに来たら楽しいなぁ。
(以前、木多氏が森田氏(べしゃり暮らし)に言ってたけど)



結界師

志々尾に続く「プラス夜行」の新体制。影宮とのコンビもなかなかだし出だしは順調?(でもオハナシ的に順調で終わるわけもないんだよな)

兄弟の確執も、前回のエピソードで近づいたように感じられるものの、さらに一歩突っ込んだ感じになりそうだし、影宮の師匠の話もあるし、この先が楽しみです。



ナンバMG5

「スカッとしたい」というニーズからヤンキー系マンガを好んで読んでいるのですが、今回のエピソードは「ぼこぼこに退治してオシマイ」という感じになるのかなぁ?
警察沙汰か、父親登場か、「権力的な何か」で決着、なのかな?
いずれにせよ、スカッとした展開を望みたいところ。
高校生のヤンキーマンガで、それとなく筋の通っている部分がないでもないネタはドキドキもするけど、イライラもするなぁ…。

てなことで、この辺で。