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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。もう7月か!? 早すぎる…


週刊少年ジャンプ(30号):家庭教師ヒットマンREBORN!
週刊ヤングマガジン(30号):赤灯えれじい
週刊少年サンデー(30号):結界師
週刊少年チャンピオン(31号):範馬刃牙


家庭教師ヒットマンREBORN!

突然家庭教師を名乗る幼児にイタリアンマフィアの跡継ぎだといわれたダメ中学生(日本人)。その幼児は実は天才家庭教師で、死ぬ気でやる気を出させる「死ぬ気弾」を打って、主人公をサポートします。

現在は、そんな「超能力者居候型藤子不二雄的マンガ」から、初期設定である「イタリアンマフィア」の跡継ぎ問題で、「友人たちとタッグチーム結成型車田正美的、ゆでたまご的チームバトルマンガ」へ変貌。無事格闘ゲーム化も行われ、ジャンプの王道といえる変化をしています。さらに、タイムスリップまでして、能力のインフレも拡大中。さて、どこに向かう?



赤灯えれじい

平凡男とヤンキー娘の淡い恋愛モノ。同棲モードに入り、結婚?というところまできましたが、現在は「彼女」が「元彼」と遭遇し、ソレがきっかけで「同棲解消」中…。



結界師

「結界術」を駆使して「妖」を退治するバトルモノ。主人公たちはその「技」を駆使して聖地を妖の手から守ったりしてます。現地で働く主人公達と、主人公の兄が所属する「中央で統括する組織」もあるようで、ソコの政争的な動きも主人公達に影響し、オハナシの世界観も広がっています。

今回は「新学期、新体制になった主人公の周辺」の初仕事となりそうな事件。弱いけどむちゃくちゃ数が多い蝶のアヤカシが出てきました。2週連続の巻頭さん。



範馬刃牙

言わずもがなの格闘マンガ「グラップラー刃牙(バキ)」→「バキ」→「範馬刃牙」とタイトルを変えつつ連載継続。詳細はリンクで。

現在は、地上最強の生物である父親「範馬勇次郎」を倒すために、強敵とのバトルを望み、知人オリバ(服役中)が君臨するアメリカの刑務所へ。そこでいよいよオリバとの戦い開始! お互いの秘技を駆使するバトルかと思いきや…




★★★総評


家庭教師ヒットマンREBORN!

今回は3周年ということで巻頭さん。
無事にバトル路線にシフトチェンジして、アニメも格闘ゲームも出して、キッチリ「成功パターン」に乗ったのでしょうか? 若年層に人気なのかな?

おっちゃん的にはバトルのロジック・ギミックに特に目新しいものもなく(でも、ここ最近だと「眼帯女子(の設定)」は、少年誌の割りに結構思い切ったことしているな、と思いました)、基本的にあまり興味がないのですが、「未来」で「敵の数も増えた」ということで、何か1つくらい「斬新なネタ(技)」が出てくれれば、と思いますが、どんなもんでしょうか。

とりあえず、ブリーチと並んで「キャラビジネス」の「最前線のサンプル」として、あまり感情を揺さぶられることなく眺めています。



赤灯えれじい

「過度なリアリティのあるもの(というか、非日常を体感させてくれないもの)はマンガに求めない」ので、この作品は「見てはいる程度」。


しかし、別れ話で「オハナシ」的には「ヤマ場」ではあるんだろうけど、原因が誤解だったりするし、さっくり「元の鞘」に戻りそう。あまりドラマチックな感じでもなく興味がもてません。


でも、「現実(最近のニュースとか、個人的経験とかw)」の方がもっとどろどろしてたり節操なかったりするから、ある意味この作品の恋愛は「ファンタジー」ということで「非現実」なのかも、とか思ったり。



結界師

先週に引き続き巻頭さん。
新学期・新体制の顔見せかと思ったら、さすが2週連続の巻頭さん、たまにある「主人公:良守の暴走」もありました。
例のごとく、烏森の不思議もありつつ、キッチリ主人公の成長にかかわるエピソードも見せてくれました。
面白い作品は「設定」も面白いけど、魅せ方も心得ていますな。
この先が楽しみです。オススメ。



範馬刃牙

トンデモバトルを数多く排出してきた刃牙ですが、ここでは一転「シンプルな殴り合い」。
先週は「見開き」で「単純な殴り合い」を丁寧にスローモーション的な描き方で展開。

今回のバトルは「3人称」での描き方が多いのですが、こういうのってギターで言うところの「スライドバーがあると…」とか「ハーモニカがあると…」とか「ワウペダルがあると…」とか、そういうのに近い「無条件降伏」な展開なんですよねw

まぁ演出方法ってことで、バトル自体がすばらしいかと言うと、ちょっとシンプルすぎて面白みに欠けるのですがw


てなことで、この辺で。


蛇足
チャンピオンのグラビアの人は、O.D.Aさんところ*1でネタ*2になっていたカイシャの人で、電王*3にも出てる(キャミー風な)あの彼女(秋山莉奈)なのですな。
ここへ来て、全部がつながった。

そんなにお尻おしりいうので、じっと見てしまいましたがw 「ことさらな何か」を感じませんでした。グラビア(アイドル識別)スキルが低いのだなぁ、俺w