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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。相変わらずの感想ですが、日々早すぎです。そして今週はCCN@渋谷SOFTもありますが、どうなることやら…。

週刊少年ジャンプ(33号):SKET DANCEスケットダンス
週刊ヤングマガジン(33号):好色哀歌 元バレーボーイズ
週刊少年サンデー(33号):クロス・ゲーム
週刊少年チャンピオン(34号):ドカベン スーパースターズ編


スケットダンス

新連載の高校を舞台にした「なんでも屋」さんの物語。特殊な技能・経歴を持つ3人組が(あまり校内でのニーズはないようですが)困った人を助けます。今回は初回ということで紹介がてら転校生の困ったを解決。



好色哀歌元バレーボーイズ

決して成績がいいとはいえない高校に通うバカバカ3人組をめぐるギャグモノ。好色とタイトルにもある通り、エッチシーンも盛りだくさん。前シリーズである「工業哀歌」が「好色哀歌」に変わり、主要キャラにもさまざまな出来事が。ちょっとシリアスさが加わって進行中。

現在は赤木は家が倒産して行方知れず、宮本は板前修業中ですが、虎子を差し置き2名の女性といい感じ。谷口は母親が亡くなり、本人も肝臓摘出というハードな展開。むむむ。



クロスゲーム

あだち充氏のいつもの青春野球モノ。主人公男子は、昔事故で亡くなった幼馴染の女子を想いつつ、その妹も(お互いに)気になる様子で・・・、という、切ない設定アリ。

現在は、高2に進級し、幼馴染の妹と微妙な間柄な主人公。そこへ幼馴染姉妹の従兄弟も登場。そしていよいよ「夏の甲子園」地区予選が始まり甲子園で成績を残している強豪校との対決!



ドカベン スーパースターズ編

言わずもがなの野球マンガ。高校生だった山田たち明訓メンバーその他も、最初の頃こそは普通に「どっかのプロ野球チーム」で活躍してましたが、「メジャーに行きたい」とか言い出して、コミッショナーが提案したのが「チーム増設」。その結果「東京スーパースターズ(ほぼ明訓)」と「四国アイアンドッグズ(ライバル達)」に分かれました。

現在は、オールスター戦開始! パリーグの選手のほとんどがスーパースターズだよw



★★★総評


スケットダンス

作者もあとがきに述べていらっしゃいますが、「地味」な感じは否めません。前回の新連載作品よりも、ちょいと小粒な「設定・世界観」だと思います。しかし、今若人に人気の銀魂も連載当初は「何をどうするんだ?」と思ってましたけど、「会話にコネタ挟み込み」などで、ここまで盛り上がっておりますので、芽はあるのかな、と(絵は普通にうまいほうだと思いますし)…って調べたら空知英秋氏のアシされてたのな*1

個人的には「日常を面白おかしく描く学園モノ」は、面白いキャラが複数いることが必須かと思いますので(まぁ、バトルモノでも言えますが)、高校モノですし、まずは手堅く「○○部」とかを順に描いていったらよいかと(大きなお世話だw)
つうことで静観。



好色哀歌元バレーボーイズ

最近切ないというか、悲劇すぎというか、方向が悲しい感じで動いていて心配しております。
とりあえずここ数回、エロが入ったものの、いつもとノリが違うし、どうなるんだろうか。
谷口の入院費用も気になるし、虎子の店もつぶれそうだし。
最近はわびとかげぎすとかの古谷実氏の作品を見るような感じで読んでますわ。
赤木が戻ってきて万事解決ってこともなさそうだしなぁ…。

長期連載でキャラへの感情移入ができているので、通常であれば「金払って読ますマンガとして、この展開(超現実路線)はいかがなものか?」と思うところなんだけど、こいつらのことだと単純に心配してしまうのだ。ここまでの悲劇に彼らがあうのであれば、夢オチにしちゃったほうがよっぽどすっきりすると思ったりもしますが、わざわざ描いているので、何かしらのメッセージがあるんだろうなぁ…。むむむ。



クロス・ゲーム

とりあえずは敵さんの描写も丁寧目にされている竜旺学院なので、きっちりキャラも描きつつ試合展開されるのかな?それとも次のエースと挨拶だけしてあっさり勝つのかな?
いずれにせよ、すさまじい何かを期待して読んでいるという作品ではないので、この辺で…。



ドカベン スーパースターズ編

お話は、まぁいいとしてw(だって、マドンナが自軍にいるだけで、いつものスーパースターズのお話と変わらない印象なんだもん。野球そんなに興味ないしw)、今回は「永久保存版」と自ら言うだけはある豪華な「水島新司先生 画業50周年」の特集でしょう。

多分どっかのブログさんとかで作家さんリストとか作ってるでしょうから、詳しくはそれを見ていただくとしてw 大御所の作家さんみなさんの好き放題な感じが「超こち亀」とは違う温度を感じました。
やっぱ「古からの付き合いベース」というところで「本人同士の接触」というのが多かったんでしょうなぁ。
面白いので、本当に必見です。「超こち亀」は、ちょっと最近の作品や、若い人向けの作家さんも多かったと思いますが(あ、でも最後にクラウザーさんが出てきたのは笑ったw)、こちらの特集はお買い求めやすい金額ですしwオールドファンの方にもいい感じだと思いますので(影丸穣也氏の絵もあったのは驚いた。さすが秋田書店!)、本当にオススメ。
私もこれは保存しておきますわ。


てなことで、この辺で。