0825
マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。もう8月も下旬か…。相変わらず月日がたつのが早い。
週刊少年ジャンプ(28号)：アイシールド21
週刊ヤングマガジン(38号)：頭文字D
週刊少年サンデー(38号)：マリと子犬の物語
週刊少年チャンピオン（39号）：ギャンブルフィッシュ
アイシールド21
は
高校アメフトモノ。いじめられっこのパシリだったが、実はすげー足が速い主人公をはじめ、何かしらのエキスパートで構成されて戦略が成り立つアメフトの面白さを表現していると思われる作品。単なるスポ根モノにとどまらず、「アメフトってこういうもんだ」という戦略的なお話と「ドラマ」がうまいことつながっている好作。
現在は念願のクリスマスボウル(甲子園みたいなもん)を目指し最強のライバル「王城」との試合に勝利。次に当たるのは主人公並みの俊足の陸＋的確で迅速なパスができるキッド＋それを受けとめられる鉄馬を擁する西部ワイルドガンマンズか？ それとも選手を破壊するほどのパワーをもつ峨王らを擁する白秋ダイナソーズか？
頭文字D
は
こちらも言わずもがなの峠の走り屋モノ。父親の特訓を受けて神業ともえいるスキルも身につけた主人公が、地元のエースたちとチームを組んで遠征しながら峠バトル。
現在は互いの父親同士がライバルだった相手と対戦中。父親同士も息子自慢バトルが？ｗ
マリと子犬の物語
は
2004年の中越地震の事実を元にした作品の漫画化（映画化もされる模様）。
短期集中連載とのこと。
超エリート高校に転校してきた主人公。彼の目的は、校内でギャンブルで100円を元手に倍倍ゲームで100億円稼ぐこと。
先日より様々なゲームで勝利し、ツンデレファンも作りつつ、今回は実はシロウトだけど、イカサマ道具使用でビリヤード勝負。一見不利な展開でしたが、どう逆転する？
★★★総評
こないだまで結構な勢いで巻頭さんでしたが久々な気もする巻頭さん。
無事王城に勝利した後は、対岸の火事とも言えつつも気になる「次の相手」の試合（のかけひき）。
キッドのフリ＋今週の展開は十分展開を予想できましたが、きっちり「西部の活躍」で盛り上げてから落とすという王道の展開。
いやぁ、「キッド、 あんた、背中が煤けてたぜ」というところか。
これでハイパワーVSハイスピードのバトルで決勝？
それとも西部が生き残る？（いや、でもそれはないか）
「宿命の対決」もアリだけど、ドカベンにおける弁慶高校のように「新参者」が試合を盛り上げるというのもアリだよな。
この先の展開（というか、泥門VS白秋戦）に期待。
正直、擬音ばかりでそんなに面白いと思わないのですが、毎回バトル後半の展開は面白いんだよな。ということで、まだ面白いとは思わなかったのですが、今回のバトルの当事者のオヤジ同士のバトルが面白そう。
いろんな意味でマガジンぽい。ネタも絵（のテクも）も展開も。
でも、おっちゃん年くって、実話系に弱いので、興味がないわけではない。
泣かないようにしなくちゃ…。
チャンピオンらしく（というか山根先生らしく？）エロい感じのシーンも交えつつ進んだ、ビリヤード編が決着。
で、今回の展開は、この作品らしく、ココへ来て＜レトロなイカサマ＝手でボールを動かす＞で大逆転！
この作品は、ビリヤードというスポーツっぽい展開でも、様々なレベルのギミックが混じっているのが楽しいですな。
結構好きですよ、この作品。特に阿鼻谷先生が。先生今まで天井でずっと何してたんだｗ
今後の展開も期待ですな。
ストーリー系の新作で、いいなぁ、と思うのはココ最近少ないのですが、コレはハッタリもギミックも面白い（女性のハダカはマンガに求めてないので不要ですがｗ）。オススメ。
てなことで、今週はこの辺で。
蛇足ですが、今週は鉄筋がすごく面白かったな。あの家族ならでは、という感じ。前半も後半も面白かった。
