犯人に告ぐ

犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)

犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)

犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)

犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)

スゴイ面白いらしいので読んでみた。


なんていいつつ「世のオススメ」が必ずしも自分の嗜好に合わないのもわかっているので、古本屋さんで安価になっていたので購入。

でも、面白かった。

横山秀夫氏の「ケイサツの(あるいは自分の知らない)お仕事拝見型*1」構成だったのが好みだったのもあります。


CMとかで既に「コンセプト」は把握しておったのですが、やっぱ読まないとわからんよな、というのを実感。

読んでると、一昔前の「寝てないんだよ@雪印」とかを彷彿とさせる主人公の過去の暴走。これも自分もしてしまいそうで、思わず「人」と手のひらに書いて飲みたい気分に。
「勤める」とはそういうこともあるよなと、一気に共感。

さらに、解脱した?主人公にアコガレ。
でも、公務員だからな、とか冷静な自分も。

ともあれ、面白かったです。
通常「ナイトキャップ読書」と「通勤読書」は分けているのですが、寝床に持っていってしまった。
あっちゃー、という目も当てられない「他人の悲惨な姿」が良くも悪くも共感を得させる作品です。



ちなみに「地球外生命体が微妙に地球の機械に化けてて喧嘩」とかいうのはコンセプトは把握しているし、周囲にも薦められたのですが、やっぱ見なければわからんと思いつつまだ見てないw