犯人に告ぐ
- 作者: 雫井脩介
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2007/09/13
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (163件) を見る
- 作者: 雫井脩介
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2007/09/13
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (136件) を見る
スゴイ面白いらしいので読んでみた。
なんていいつつ「世のオススメ」が必ずしも自分の嗜好に合わないのもわかっているので、古本屋さんで安価になっていたので購入。
でも、面白かった。
横山秀夫氏の「ケイサツの(あるいは自分の知らない)お仕事拝見型*1」構成だったのが好みだったのもあります。
CMとかで既に「コンセプト」は把握しておったのですが、やっぱ読まないとわからんよな、というのを実感。
読んでると、一昔前の「寝てないんだよ@雪印」とかを彷彿とさせる主人公の過去の暴走。これも自分もしてしまいそうで、思わず「人」と手のひらに書いて飲みたい気分に。
「勤める」とはそういうこともあるよなと、一気に共感。
さらに、解脱した?主人公にアコガレ。
でも、公務員だからな、とか冷静な自分も。
ともあれ、面白かったです。
通常「ナイトキャップ読書」と「通勤読書」は分けているのですが、寝床に持っていってしまった。
あっちゃー、という目も当てられない「他人の悲惨な姿」が良くも悪くも共感を得させる作品です。
ちなみに「地球外生命体が微妙に地球の機械に化けてて喧嘩」とかいうのはコンセプトは把握しているし、周囲にも薦められたのですが、やっぱ見なければわからんと思いつつまだ見てないw
*1:例:新宿スワン@ヤンマガやブラックジャックによろしく、とかそういうの