ニュースにはなりましたがハッスル・エイド2008はどうだったのか？
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000028-spnavi-fight
個人的には、これがハッスル・エイドか？という印象。観客の「慣れ」が問題なのか、提供者の「ネタ切れ」が問題なのか、マンガにも、DJイベントｗにも通じる「長期に渡ってやってきたが故のモンダイ」を感じました。
帰り道がてら嫁と「インリン様欠場による喪失感・ダメージ」と「ポストインリン様」について会話してきましたが、ハッスルの注目度（あるいはメジャー度）の変化と、インリン様の功績の大きさを考えるに、安易にポストインリン様を創出するのは難しいのではないかという結論となりました。
さて、そんなハッスル・エイド2008を振り返る。
プロレス/格闘技 カクトウログさんは観戦中も愛ある発言をされてました。オトナだ！*1が、以下は私の個人的な感想です。
［オープニング］“モンスターK”川田利明
※川田が栃木県ラブな200人と一緒に晴れの舞台を盛り上げる！
お笑いネタの「川田アレンジ」から、メジャー曲の「替え歌アレンジ」にシフトか？
でも面白いから良いです。替え歌好きなので。
でも、これも「慣れ」と「ネタ切れ」のモンダイも内包している。
今後の動きに注目。
［1］ザ・キヌガワン・ピラニア・モンスター＆ザ・モンスター℃＆鬼蜘蛛 ｖｓ TAJIR
I＆KUSHIDA＆＼(^o^)／チエ
℃人気というのはネット上では把握しておりましたが、会場で見るのは初めて。
でもたしかに「C!」というのは参加しやすいし、選手もわかり易く提示してくれて、いい感じで「選手と観客」が一体化できる。
過去、プロレスにおいて「必殺技を待望する観客」と「ソレを繰り出す選手」というのは、ある程度「（その技を繰り出すまでの）試合経過」というのが必須でしたが、「℃」は、今時のお笑いっぽく（たとえば、語尾がグーなら何でもネタにできるように）、連発できるというのが長所だな、と思いました。
［2］よしえちゃん＆あーちゃん ｖｓ 天龍源一郎＆RG
天龍とチョップで張り合って、リアリティを失わない吉江の存在感は良かったです。
ハッスルは良くも悪くも「ファンタジー」なので、そのあたりがよく「あいまい」になるのですが、あーちゃん（http://www.hustlehustle.com/free/fighters/?id=1210668096）がそれを台無しにしていると感じるのは、ハッスル好きとして失格でしょうか？
硬軟織り交ぜるのがハッスルですが、吉江VS天龍に、あーちゃん（パヒュームとは関係ない）が水をさしているように見えちゃうのです。
自分は自分で思っているほど心が広くないのだな、と思いました。反省。
それにしてもRGが言っている「同じキャラは二人いらない」というのは同感しました。
毎度毎度思うことですが、難しいですな。
［3］“モンスターK”川田利明 ｖｓ HG
※ＨＧがハッスルへの出場権＆「ラジかる」のレギュラーの座をかけた運命の一戦！
これは、とても納得度の高い試合。
でも「コレを出した」ということは、HGもそういう段階に来ているんだ、と思います。
今後に期待しますよ。住谷さん。本当に。
それにしてもいいオトコだった。その線からオファーが増えたりしてｗ
そんで、ゼウスって外人なのかと勝手に思ってたら流暢な関西弁でビックリ。
ゼウスといえば「リングにかけろ」か「ギリシャ神話」でしか知らないので「礼儀正しい人」だと思ってたんですがｗ でも、それにしても挿入箇所は間違えたような･･･
［4］アン・ジョー司令長官＆ザ・ゴールデン・カップス1号＆ザ・ゴールデン・カップス2号 ｖｓ 池谷銀牙＆ザ・グレート・サスケ＆長尾銀牙
本日、素でサプライズしたのはバボ（というか長尾銀牙）のムーンサルト。
普通にきちんと特訓したんだな、と思いました。確かにバボは長身によるアドバンテージによる攻撃と、バレーボールを冷凍みかんの入れ物のようなモノに入れて殴っている印象しかないので、こういうキレイな技を見ると純粋に感心します。
池谷の「銀河軍団は解散します！」も笑ったけどｗ
カイシャでもシャカイでも「WIN WINの関係」なんてよく出るけど、そういうのも難しいのだよね。
［5=セミ］ボブ・サップ ｖｓ 坂田亘
※坂田が経営する和風ダイニング『わたる』の権利書が賭けられる！
今回一番納得度が低い試合。詳細は語りませんが。
でもカイシャは坂田（＋認知度の高い嫁）で行きたいんだろうな。
その方がニュースに取り上げられ易いもんな。
でも一時でも「サップ（ORモンスター軍）プロデュースの居酒屋」になった方が、ニュースにもなって経営的にはいいのでは？と思ってしまうのは汚いオトナだからですかね？
［高田総統劇場］
今日は総統コールの時間が長かったような。
編集用に長めに押さえるのか？ｗ
でも相変わらず面白かった。
詳細はプロレス/格闘技 カクトウログさんか公式*2で。
［6=メイン］インリン様 ｖｓ ボノちゃん
※禁断の親子対決。インリン様として３年半、１０試合目で迎えた引退マッチ！
試合は想定の範囲内。
でも、寂しさは想定以上。
実は泣きそうになった。
会場には泣いている人もいた。
体を張ったインリン様の試合を、編集Vを見ながら思い出す。
（そして同時に、思いのほか記憶に残っていない小川もｗ）
シナリオ読みとしては今日の展開は「物足りない」展開ではあるのですが、様々振り返るに「それでも感謝・寂しさ・今後への不安」を感じる試合でした。
本当に本当にお疲れ様でした。
嫁とポストインリン様を考えていましたが、早々に代案が出てこないのは、やはりインリン様（ニューリン様も含め）がすごかった体と改めて思うわけです。
最後のアンコール?に対して登場するのは予定の範疇（シナリオアリ）なのか、そうでないのか（シナリオ的には蛇足以外のなにものでもないので、もし予定に無いことだったとしたら、インリン様、あるがスタッフの特別対応だったのかと邪推しております）わかりませんが、ファン的には大満足な展開でした。
うむぅ。
そういうわけで、シナリオ的には「イマイチ」なハッスル・エイド2008なわけなのですが、インリン様を見送るという意味では、この時間を一緒にすごせてよかったと思うわけです。はい。
それにしても有明は遠いよ。人の導線もイマイチだし･･･。
帰りくらい、出口はフルオープンにしようぜ･･･。
*1:たとえば、過去の有象無象のころ http://www.hustlehustle.com/free/fighters/list.php?view=all よりもレギュラーな選手で興行が完成していることを「成長だ」と評されてました。でもそれは確かにそうだと思う
*2:http://www.hustlehustle.com/free/fightcard/?id=1205913363
