物語消滅論

作者も冒頭で言っておりますが「消滅論」というのは「刺激的言い方」であり、物語のありかたの「変容」と、その周辺のハナシです。


前に読んだ「物語消費論」

定本 物語消費論 (角川文庫)

定本 物語消費論 (角川文庫)

*1

の続き。(とはいえ、時代は10年経過してるけどw)

各論で言うと、凄く納得のできるハナシ。
最初の構造論みたいなヤツも個人的にはとても好きなハナシだし
「私」のハナシも面白かった。最後の「物語」の話も面白かった
・・・って、感想なのかなんなのかもわからない文章ですが、ぼんやり感じていたことを文章化しもらった感じです。

ただ、それぞれの各論をキッチリ咀嚼して、自分に残って、日々の思考に反映されているかというとそんなことは無くてw「ああ、すごいなぁ」と思っただけなのが歯がゆいですが。

たまにこういうのは読んでみたいと思います。