怪しいお仕事!

怪しいお仕事! (新潮文庫)

その名のとおり、怪しいお仕事を「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」の北尾トロ氏が探ります。
書かれた時代はちょいと古いけど「石川や浜の真砂は尽きるとも･･･」ではないですが、取材した時代が古かろうが怪しいモンは怪しいので面白い。

やっぱ、真っ先に想像するのは悪の道、ということで悪徳興信所が登場。
こちとら平々凡々なぼんくらリーマンなので先方の飯のネタにはならないと思っておりますが、＜やっぱり＞こういう方々もいらっしゃるのだな、と思いました。

そんなこんなで、今まで「？」と思っていたお仕事がずらりと登場。

通勤電車でボンヤリ読むにはピッタリ。また微妙にマンガで知った職業もあったり、知り合いの職業とかぶってたりして興味深く読みました。

以下の目次をみて興味がある項目があればオススメ。

第１章　口の仕事師（悪徳興信所／競馬予想会社　ほか）／第２章　技の仕事師（カギ師／野球賭博師　ほか）／第３章　業の仕事師（「車で融資」の金融業者／お寺売買のコーディネーター　ほか）／第４章　誘の仕事師（ヌード撮影の仕掛人／必殺掲示人　ほか）