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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。雨の様子を伺いながら洗濯干したり布団干したり。
週刊少年ジャンプ(39号):アイシールド21
週刊ヤングマガジン(39号):きんぼし
週刊少年サンデー(39号):キングゴルフ
週刊少年チャンピオン(39号):ギャンブルフィッシュ
アイシールド21
は
高校アメフトモノ。いじめられっこのパシリだったが、実はすげー足が速い主人公をはじめ、何かしらのエキスパートで構成されて戦略が成り立つアメフトの面白さを表現していると思われる作品。単なるスポ根モノにとどまらず、「アメフトってこういうもんだ」という戦略的なお話と「ドラマ」がうまいことつながっている好作。
現在は念願のクリスマスボウルで日本一の座をめぐり「圧倒的な実力を持つ帝黒」と試合中。最強チームにようやく一矢報いた泥門だが?
きんぼし
は
先日始まった高校相撲モノ。才能も驕りもあるピッチャーだった主人公は、試合中の事故で片目が見えない状況に。そこに現れたのは相撲同好会の主将。主人公が加わることで「相撲部」となり、変わり者のメンバーと練習に励みます。
現在は、相撲の名門校に通う主将の弟(そしてその父は監督!)が乗り込んできて勝負を挑まれています。
キングゴルフ
は
先日始まった高校ゴルフモノ。「○○な主人公が実は素質があってスポーツに専念」モノの「○○のところに「不良」が入る」感じ。暴走族を潰しまくり、プレデターと恐れられるドレッド頭の主人公。ひょんなことから、同じ学校のゴルフ部に所属するアマシュア最高峰の選手と知り合いに。
現在は入部するもボールにも当てられない状況。そこで特監督に別指導を頼みますが・・・。
超エリート高校に転校してきた主人公。彼の目的は、校内でギャンブルで100円を元手に倍倍ゲームで100億円稼ぐこと。しかしその真相は行方不明の父親を探すことでした。
現在は一時期は蜜月関係にあった「阿鼻谷の親戚」であるエミリーとサバゲーのような鬼ごっこをすることに。しかしそこに第三者の天狗も登場。杜夢陣営、エミリー陣営ともダメージをくらいます。
★★★総評
あらためて「専門性」が注目される展開に。
しかし「全体のアベレージの高さ」で帝黒は巻き返そうという展開。
このスポーツ、マンガのテーマガ改めて浮き彫りになりますが、またまたこの展開。
手に汗握る展開ではありますが、感想を書くとなると「今までどおり面白い」という感じになってしまう。でも面白いんですよ。
きんぼし
ジャンプのバスケのマンガもそうなんだけど「主人公は必死」なんだけど、上手い事こちらに伝わってこず、面白いと思えない。
同じヤンマガで過去にあった「ヤマトタケル」は、最初に「体格差」をアピールして、ソレを乗り越えるという展開で興味を引いてくれましたが、このマンガの場合、そのへんの「マイナス」が良くわからない。それゆえ、乗れない。
同時にジャンプのバスケのマンガも「下手だ」というのはわかるけど、そっから先がよくわからず、同様に乗れない。
まだ始まったばっかりだし、この「兄弟対決」で何かしら起こって面白くなるのかな? 期待せず静観。
上述のきんぼしとは逆に、早々に面白そうと思ったのがこちら。
「新聞紙を潰さないように振りぬく」という「真似し易い修行」を提示して、凄く「身近」にゴルフのコツを提案。「やってみようかな」とか「できるんじゃないの?」とか「読者を世界に引き込むこと」だと思うのですが、それがキッチリできている(というか、私の場合はそうだった)。こういう展開で小さい子とかを巻き込めたら成功になるのかな?
さらに「しつこく繰り返す」というのはスラムダンクでもみられるシーンですが、そこも上手いこと「相棒」を絡めて見せていると思います。
とはいえ、まだ「序盤」。どうなるかは静観ですな。
今回の餌食wは「獅子堂美華」でしたが、いよいよ最終決着が目前。
エミリーの「虹色の眼」を避けるために、体を張った策を講じて、エミリーを惚れさせつつ勝つような予感。
それにしても「五木島」しつこいなぁ。コイツは天狗にやられるのかなぁ。
ギャンブルと言うタイトルからかけ離れた展開が多い今回のシリーズですが、面白いからいいのです。
オススメですよ。
てなことで、この辺で。