山ん中の獅見朋成雄

山ん中の獅見朋成雄 (講談社文庫)

山ん中の獅見朋成雄 (講談社文庫)

舞城ワールドと言うのかな。あるいはファンタジーと言うか、宮崎的と言うのか。


日常と非日常のモチーフの混成と言う展開はよく見ますが、コレは「日常」と「非日常」の距離が近いように感じました。でも、やっぱ「非日常」は「非日常」なんだけど。

「食」「恋愛(というか性?)」「青春」、それぞれ日常と非日常を描かれておりますよ。

他の作品もそうなんだけど、表面的な「派手さ」とか「擬音の面白さ」とかにくらくらしちゃって、奥深いテーマとかに気付けないのですが、まぁエンタメとして楽しめたので良いかと。

そういう意味では安部公房とかそういう感じともいえるのかな。

まぁ、ワクワクはしました。