日本人の遊び場
- 作者: 開高健
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 文庫
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ゆるーく読めそうな気がして購入。案の定「遊び場」というネタと、開高氏の軽妙な筆でゆるーく、でも楽しく読めました。
初文庫化が昭和38年と言うことで、40年以上前の「日本人の遊びな」なので、レトロな感じが伺えてなかなかホンワカ楽しい。
昔にボウリングが流行った際に「雨後の竹の子のように」という形容をされておりましたが、そんな「ボウリングブーム」が描かれていたり、先日ニュースでも話題になった「食いだおれ」のスタート時点の文章があったり、懐古趣味をお持ちの方にはよいのかも。
それにしても、この昭和38年(自分はまだ生まれてない)の段階で、マンモスプールやらヘルスセンター(今で言う健康ランド・スーパー銭湯か?)、鈴鹿サーキットってあったんだ、と知って軽く驚いたり。
おそらく今と設備の面では大きく異なるんだろうけど、商売としてすでにそのころあったのかと思いましたよ。
そして、それらのネタが開高健のフランクな感じの筆で書かれており、それがまた軽妙で、元ネタの面白さを倍増させております。
面白かったです。
シリーズのようなので、他のも読んでみようかな。