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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。それでも暑いな。昨日はぼんやりな1日でした。今更嫁と無双OROCHの魔王再臨してます。

週刊少年ジャンプ(42号):チャゲチャ
週刊ヤングマガジン(42号):好色哀歌 元バレーボーイズ
週刊少年サンデー(42号):クロスゲーム
週刊少年チャンピオン(42号):みつどもえ


チャゲチャ

日本にある「激ヤンキー時代」の「暮東京(グレトウキョウ)」を舞台にしたギャグヤンキーモノ。「ボボボーボ・ボーボボ」の澤井啓夫氏の新連載。「よいこの低学年むけヤンキーマンガ」だそうです。

そんな暮東京にやってきたのはチャゲチャ。常識はずれなヤンキーたちをさらに驚かせる主人公。この街で起きた悲劇を繰り返さないために舞い戻ってきたということですが・・・。



好色哀歌 元バレーボーイズ

決して成績がいいとはいえない高校に通うバカバカ3人組をめぐるギャグモノ。好色とタイトルにもある通り、エッチシーンも盛りだくさん。前シリーズである「工業哀歌」が「好色哀歌」に変わり、主要キャラにもさまざまな出来事が。シリアス路線も加わって進行中。

現在は、主役の一人、赤木を好きな女子の家庭を巡るエピソード。赤木に黙って生んだ赤ん坊を抱えるマユミ。父は実は失業中。母は実は不倫中。そんな中マユミは・・・。



クロス・ゲーム

あだち充氏のいつもの青春野球モノ。主人公男子は、昔事故で亡くなった幼馴染の女子を想いつつ、その妹も(お互いに)気になる様子で・・・、という、切ない設定アリ。

現在は、主人公達はいよいよ高3隣、甲子園を目指す最後のチャンス。相手は主人公達の高校で監督を務めていたいわくつきの監督が率いる強豪校!と思いきや、元チームメイトの率いる無名校。しかし、その実力はなかなかで・・・。



みつどもえ

性格の異なった小学生の三つ子姉妹のギャグマンガ。変態とか特撮とかなんとかかんとか、いろんな要素がてんこ盛りです。

今回は2本立てで運動会です。



★★★総評

チャゲチャ

「ボボボ・・・」の何でもアリな「世紀末」設定でも「???」が多かったのですが、今回(そして「ボボボ・・・」の後半も東京っぽい感じで困惑しましたが)名前こそ「暮東京」ですが、現代日本風な描かれ方なので、なお「???」な感じ。

でも、タバコの木とか「トリコ」のパロディ?とか、思えるところもあって、まぁ静観と言うところでしょうか?

しかし、相変わらず「ハイテンションの持続っぷり」は凄いと思う。意味を理解できない部分も多いけどw



好色哀歌 元バレーボーイズ

様々進行して、「普段の生活」のエピソードを重ねて「リアルさ」は増すものの、結局何一つ不安要素は減っていないバレーボーイズ。

うむむ、最近感想はいつも同じなのですが、読んでて不安になります。



クロス・ゲーム

思わぬ伏兵が登場しております。特に野球に興味が無いので、順当な展開よりはこういう方が注目したくなりますな。
振り返ればもう最後の夏、多分勝つんだろうけど、曲者を登場出せることでワクワクさせる展開になっております。



みつどもえ

ギャグとして面白いんだけど、微妙にエロイ描写も多い今作。
冒頭の言葉遊びギャグは好きです。

そして普段もギャグは面白いので好きです。絵は、ちょっとアレですが。
キャラの行動原理が、とてもわかり易いのですよね。好意を元にしたものにしても、嫌悪憎悪を元にしたものにしても、勘違いにしても。

当たり前のことなんですが、ギャグって個々のギャグの「因と果(というかフリとオチ)」も大事なんだけど「誰がやるのか」という初期設定もかなり重要だと思うのです。
浦安鉄筋家族もそうなんだけど、キャラ(初期設定)と行動原理、ギャグアクションが、みつどもえって凄くキレイに設定されているので、面白いのだと思います。
オススメ。

てなことで、今週はこの辺で。