混沌の城(1)

混沌の城(1) (BLADE COMICS)

混沌の城(1) (BLADE COMICS)

また買ってしまった「原作が大好きな作品」のマンガ化作品。毎回煮え湯を飲まされておりますが、さて今回は?


以前より感じでいることですが「原作が大好きな作品」のマンガ化の場合
 ・原作が「長すぎて、いつ完結するのやら」というものを選んでいる上に、
  ぜんぜんマンガが進んでいないので、勝手に行く末を悲観して失望。
 ・文字ベースのものが、絵になってがっかり
という2点において不満があったのですが
今回は「オハナシの長さ」という点では、クリア。「絵のイメージ」という点では「若干軽い」という気がして、「ギリギリNG」でしょうか。

そして、体感的な「オハナシの濃さ・新鮮さ」という点において、過去に原作を読んだ際には結構奇妙な目新しい設定だったという印象があるのですが(って1991年かw)、今こうしてマンガ化されると、月刊誌あたりの普通のマンガな感じになってしまっておりますな。

グレンラガンで「螺旋の力」が大きくクローズアップされてたりするし、歴史的にはこちらが先で、グレンラガン自体に影響を与えていると思うのですが、今現在こういう形で「螺力」とか言っても、なんか陳腐に感じてしまいます。
また、原作を読んだ当時は「金沢」という舞台や、時代が混在している様(侍がジーンズ)とかが新鮮だったのですが、今の時代に改めてああいう感じの絵にされると、それはそれで普通だし、むしろダサく感じてしまったりもします。

時代の流れは恐ろしい。
ちゅうか、時代のサダメ、ですか。

そして今回も、とりあえず「2巻購入」はないな。