1012(先週分)

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。先週さぼったり、今週は風邪でダウンしてたりで、ぎりぎりの駆け込みアップ。

まずは先週の分から

週刊少年ジャンプ(44号):ONE PIECE
週刊ヤングマガジン(44号):女神の鬼
週刊少年サンデー(44号):アラタ カンガタリ革神語
週刊少年チャンピオン(44号):釣り屋ナガレ


ONE PIECE

言わずもがなの海賊マンガ。過去の経緯の詳細はリンクを。

現在は、シャボンディ諸島を訪れ、トラブル発生。そこでルフィ一行は、ゴールド・D・ロジャーの片腕だったシルバーズ・レイリー、海軍大将・黄猿、そしてバーソロミュー・くまのコピーとオリジナルに出会い、惨敗、かつ散り散りにされてしまいます。そしてルフィがたどり着いた先は「女ヶ島」。たった一人のルフィですが、どうする?



女神の鬼

BADBOYS、グレアー、莫逆家族などの田中宏氏の「廣島バナシ」の最新作。時代はちょいと戻って昭和。主人公ギッチョの幼少期からスタートした今作ですが、現在は中学生に。選ばれた不良だけが行ける「鎖国島」に行きたくてしょうがないギッチョたちは極楽蝶5代目を名乗ったり、なんだりして暴れまくりな日々。

で現在、念願かなって、仲間の中から、ギッチョとアキラの二人が選ばれ、いよいよ「鎖国島」へ。鬼が出るか蛇が出るか?・・・って、当然鬼だわな。



アラタ カンガタリ革神語

ふしぎ遊戯」「絶対彼氏。」の渡瀬悠宇氏の新連載。
設定は古代日本っぽい感じのシャーマン国家。主人公(男)の暮らすその国の女王は、主人公もそれに連なっている「秘女族」の中から選ばれるしきたり。主人公の家に「次期女王」の白羽の矢が立つが、オババと自分(男)しかいない。
ということで、とりあえず女装して朝廷に向かいますが・・・。



釣り屋ナガレ

釣りに絡むことなら何でもお任せの「流し」の釣り屋、ナガレのオハナシ。

現在は連載最初のシリーズである「富豪のお嬢さんが、病で床に伏せる大富豪の祖父のために、イカを釣る!」の最終話。当初の目的のアオリイカではなく、大イカをゲットしました!



★★★総評



ワンピース

スリラーバーグのときも「異世界観」たっぷりでわくわくしましたが、今回のアマゾネスの島も、なかなか「異世界(というか異郷)観」があって面白いです。「海賊モノ」の醍醐味は「奇妙な世界との出会い」だよな〜、と思っております。
でも、状況的には「みんなドコに行っちゃったの〜?」って部分もあるのですが、これはこれで楽しもうと思うのです。

そして、シャボンディで辛酸をなめたルフィ一行ですが、その問題をクリアしそうな「覇気」という単語も出てきました。
ルフィ一行の次のレベルアップは「悪魔の実」か?なんて思ってましたが、メンバー全員が泳げない海賊団なんてのも酷いので、やっぱ次はこの「覇気」なんですかね。
(と、いいつつ、名のある海賊団て、みんな能力者っぽいから、ありっちゃありなのかな?)

そして、さらに気になるのが、「ほかの連中全員分の<飛ばされた先の出来事>をきっっちり描いてくれたらそれはそれで面白そうだけど、どうするのかな?」というところ。描いてくれそうな気もするけど、でもある程度省略して「扉絵シリーズ」で描いたりするのかな?とか、そんなわき道の心配をしております。

そして、遅れて感想をアップするが故の「この感想の先の話」ですが、あの女王の背中は「羽」で、空島つながりの何かなんじゃないだろうか? でもどうつながるのかわからんので、多分関係ないのでしょう。それに、この歴史のあるワンピースのことなので、私が気づくようなことじゃなくて、きっと本当に好きな人が発見して来るような「すごい前の前フリ」のような気もしますので、のんびり待とうと思います。



女神の鬼

いよいよ鎖国島上陸。
当初はどんなアウトドア的なサバイバルな生活が!?と思ってましたが、廃村的な無人島だったのですな。
しかし、変に生活臭があるだけに、狂気の臭いがそこはかとなくしてきます。

某死神マンガの戦場も「主人公が住む町」になることで、技の威力とかを見せ付けやすくなったように思いますが(砂漠は描くのは楽だったかもしらんけど、そういう点で伝わりにくいもんね)「場所」って、すごく大事だよな、と思うのです。

あと、過去BADBOYS、グレアーで「家に追い込みをかける」という描写があり、「本当にやるのかな?」「やってたら本当に怖いな。心折れるわ」と思っておりましたが、この設定ならドンだけやってもOKな気がします(OKじゃないけど)。

いよいよ、ギッチョと、「鬼たち」の再会が描かれますが、どんなになっているのか、ドキドキします。普通に殺人とかしちゃったりしてるのかな。
それとも、これからそうなるのかな? ヤンマガでの「田中作品」なので、その辺えげつなく展開されそうで、本当にドキドキします。



アラタ カンガタリ革神語

ふしぎ遊戯」「絶対彼氏。」の渡瀬悠宇氏の新連載。

って書きましたが、すいません。両方ともよく知りません。前者はタイトルのみ。後者のはドラマになったんだよね、というくらいしか。

そして、第一印象は「ホイッスル!」みたいな絵だなぁ、ということ。これまた失礼ですいません。
少女漫画で描かれていたということですが、この絵だったら少年モノでも何の問題もないよなぁと思いました。どんなオハナシを紡がれるのかわかりませんが、お話が面白ければ、この絵はぜんぜんアリだと思います。

今週号で「現代のハナシ」が絡んできましたが、どうなっていくのかな? 設定だけ言うなら、まだ「王道の粋を出てない」ともいえる段階なので、評価もまだ。まだまだ静観。



釣り屋ナガレ

「おいしいと裸になっちゃう」という描写について、どこかのブログで「ほかの作品でもやっていた」というのを見ましたが、たしかに中華一番(か、その作者のほかの作品)とかでもやっていたのを見たことがあるので、表現の1つとして「スタンダード」なのかなぁと思いました。
その中華一番(か、その作者のほかの作品)では、裸でブランコしていたような記憶があるんだよなw
なんて、そんな瑣末なことはおいといて、この作品の中途半端な要素(「釣りのノウハウ」と「萌え」と「イイハナシ」)のミックス具合がチャンピオンらしくて面白いです。


ちゅうことで、とりあえず1週遅れ分を。
やっぱ、熱あるみたいなので寝ます。続きはあした。