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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。今日はいい天気なのでふとん干したり、バイクに乗ったり(の予定)。

週刊少年ジャンプ(51号):アイシールド21
週刊ヤングマガジン(51号):ヒメアノ〜ル
週刊少年サンデー(51号):ハヤテのごとく
週刊少年チャンピオン(51号):ムラマサ


アイシールド21

高校アメフトモノ。いじめられっこのパシリだったが、実はすげー足が速い主人公をはじめ、何かしらのエキスパートで構成されて戦略が成り立つアメフトの面白さを表現していると思われる作品。単なるスポ根モノにとどまらず、「アメフトってこういうもんだ」という戦略的なお話と「ドラマ」がうまいことつながっている好作。

現在は念願のクリスマスボウルで日本一の座ゲット! しかし、この次には世界戦(ワールドカップ)もあるようで・・・



ヒメアノ〜ル

稲中卓球部やヒミズシガテラわにとかげぎす古谷実氏の新作。恋愛下手な先輩に隠れて女性と付き合うこれまた恋愛下手な男子の日常を描く「ノーマル」っぽいハナシと殺人狂の男子の「サスペンス」なオハナシが交互に展開。

ノーマル男子の方は「一応順調」な感じ。そして、サスペンスの方も「殺人」が起きて、「サスペンスとしては順調?」な感じ。



史上最強の弟子 ケンイチ

いじめられっ子が、ツワモノ師匠が集う梁山泊に弟子入りし、ソコで磨いた技を駆使してライバルたちと闘うバトルモノ。

現在は師匠たち「梁山泊」の敵となる組織「闇」の「弟子の組織:YOMI」のメンバーと同じ学校に通うという特殊な状況で高校生活を送り中。そこに師匠の一人の娘でありケンイチに惚れている連華も転校してきました。



ムラマサ

椿ナイトクラブの哲弘氏の新連載! エロ(というかエッチ?という方が合う?)と武器バトルとすっとぼけギャグ。
やたらと女性に忌み嫌われる必勝(まさかつ)。またもやフラれてとぼとぼ歩いていると、天からブラジャーが! しかし、それは「妖刀」をめぐる争いの「必然」だった。
(って、自分で言っててよくわからん文章だw)



★★★総評

アイシールド21

いやぁ、ハナシはワールドカップになってますが、日本一となった帝黒戦の総括から。
やはり、勝利の鍵は「全員」でしたな。この作品らしく、みんなが活躍した勝利でよかったです。
しかし、いつものことで「ルールをよく知らない+ルールの裏をかく勝ち方が多かった」ので、「時間との戦いでもある緊張感の後に感動、という<試合の展開>」というのは正直あんまりなくて「<その後>のドラマの展開」にジーンとしたりしました。

で、世界戦も楽しみ。
全日本選抜は、まぁ有名どころが集まるんだろうと思うけど、キッドあたりが「雷電@男塾」的役回りになりそうとか、想像して楽しみです。
陸とか桜庭あたりの描かれ方が微妙になりそうで「個々のキャラをどう描くのか」という「オールスター戦ならではの描き方」を楽しみに待ちたいと思います。



ヒメノア〜ル

前回のわにとかげぎすは「職業として殺人をする人たち」が登場して「あっさり殺される怖さ」がありましたが、今回は「快楽殺人」てことで、コレはコレで怖い。

そして、「怖い」の中身は「殺されそうで怖い」というのもあるけど、今回は「和ぐっちゃん(身内に殺人狂がいて、ゆすられている)」の立場になっちゃったらどうしようという「怖さ」もあるように思う。

相変わらず日常っぽい部分と、そうじゃない部分のバランスがよくて(ある意味悪くて)気持ち悪いです。
でも、なんだか、前よりは慣れてきたような気もしないでもない。
でも、怖いものは怖いので、今後もドキドキしながら読むのだと思います。



史上最強の弟子 ケンイチ

先日から連華の父いや、乳ばかりが目立つ展開ですが、いよいよ転校してきました。
いったいどんな高校なんだ。国際性豊かといえばそうなんだけどw

そうそう。ハナシはズレますが、乳といえば、こないだからのトラウマイスタ
このケンイチの作者である松江氏もギリギリ乳首を描き(描け?)ませんが、トラウマイスタでは「モンスターの造形」という形で乳首がばばーんと登場してて可笑しかった。
「人にあらずば乳首にあらず」ということなのでしょうかw

閑話休題

それはさておき、千影に対するケンイチの態度で、どうにもなかなかバトルが起きない状況でしたが、連華がきて、ちょっとは動きがありそうな感じ。ボリスとはいい感じでバトルと友情を描けましたが、千影はどうなるのかなぁ。ぼんやり楽しみにしたいと思います。



ムラマサ

表紙のキャッチは「その剣を濡らすのはアナタ!!」w
哲弘氏の作品らしいバカバカしさにあふれたキャッチ!

そして中身もバカバカしいというか、中学生っぽいというか、相変わらずというか(ほめてます)。前回(椿ナイトクラブ)よりは「武器の必然性」もある感じなので、それなりに「バトルっぽい感じ」も出せて、面白くなるのではないかと思います。
ああ、でも椿ナイトクラブも最初はそうだったんだよなw
いずれにせよ、面白ければいいので、期待しております。オススメ。

てなことで、この辺で。