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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。うむぅ、今日はどうしようかな。

週刊少年ジャンプ(52号):BLEACH
週刊ヤングマガジン(52号):センゴク 天正
週刊少年サンデー(52号):お茶にごす。
週刊少年チャンピオン(52号):クローズZERO


BLEACH

ホロウというモンスターを退治する「死神」の役割を任された主人公が、奇しくもその手の力をゲットした仲間とともに、その「死神界(正確には尸魂界)」の闘争に巻き込まれたり、第三勢力、第四勢力と三つ巴、四つ巴のバトルを繰り広げます。

現在は、主人公の住む街のミラーサイトみたいな場所で(うまく説明できんw)、虚圏(ウェコムンド)の首魁:愛染と、死神軍団の団体戦開始。



センゴク 天正

秀吉に仕えた実在の武将「仙石権兵衛秀久」の戦国時代の戦争×青春絵巻。

現在は、昇格してその名のとおり「千石」を拝領するくらいの武将になりました。で、武田と織田の長篠の戦いセンゴクたちは、捨石とされますが・・・。


お茶にごす。

今日から俺は!!」「天使な小生意気」「道士郎でござる」の西森博之氏のヤンキーが登場する茶道部のマンガ。広義のヤンキー+部活モノ。エリアで凶悪で最強なデビルことまークンが茶道部の部長に感銘を受けて、不器用ながら文化部生活を送っております。

現在は、人助けをしたい!と不良に絡まれるひ弱な男子をかばおうとしますが・・・



クローズZERO

人気ヤンキーマンガ「クローズ」の主人公坊屋春道が鈴蘭に転向してくる前の状況(リンダマンは2年生)を描いた映画の漫画化。

現在は連載3回目で主人公:滝谷源治と、現在の鈴蘭の主流である芹沢多摩雄がいよいよ出会う。




★★★総評

BLEACH

ハッタリは続くよどこまでも。

ひげ傘「京楽」と、知性派「浮竹」については、いつもの「殺る気マンマン」な感じとはテイストは違うものの、基本的な構成はいつもの定番ハッタリ展開。

そう考えると、「ハッタリ展開」「実は俺は本気じゃない」「最後の最後で新・必殺技」という車田的展開のオリジンのひとつであるといえる「リングにかけろ」の場合は「日本ジュニア」は5人しかいなかったから、5回ですんだけど、今回はいつ終わることやら。

でも、自分が男塾にはまっていた時分は、好きなキャラが登場しないまま敵チームとのバトルが終了すると残念だったもんですが、この作品の場合は、丁寧に(←褒めてない)全キャラ描こうとしていて、ファンの方にはよいのかもしれませんな。



センゴク 天正

うむむ。最近「歴史の再現・解釈」みたないところを描くことに注力した風で、なんかワクワクしないんだよな。情報量が多いのか、わたしの処理能力が低いのか・・・。後者か・・・。



お茶にごす。

西森氏の作品は、常に卑怯なやつが出てきて、そいつを主人公が成敗するという展開が多いですが、それがまた痛快でよいのです。
あだち充氏のユルフワ恋愛描写が定番ながら、面白いと感じるのに近いかも。


そして、この「お茶」の場合は、部長といい、主人公を含めた「悩める若人たち」の行動が面白い。

そういう意味では
  ・普通のヤンキー(刑事)(でも片方はいい人)→目的なし
  ・魔法で女子になった男子→魔法を解くという目的あり
  ・アメリカから来た男子→極端な性格だが目的なし(武士になる、のも目的かな?)
という流れで

どの主人公も腕っ節が強い、というところは同じなのですが、今作は「いい人になる」という目的を「周囲のみんなも持っている」というのは、面白いと思うのです。
(今までの作品でも「こうなっちゃったらどうしよう?」的な、誰もが「想像すること」をギャグ的に描くのは面白かったですが)

ことさら大スキー!という作品ではないのですが、サンデーを楽しく読んでいる理由の大事なひとつです。オススメ。



クローズZERO

徐々にキャラが出てきておりますが、まだわからないですな。
でも、多摩雄は憎めないやつだ(=高橋節をきちんとトレースできている)と思いました。
今後も注目。