日本に足りない軍事力
- 作者: 江畑謙介
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2008/09/02
- メディア: 新書
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あの「江畑氏」の、現実的な観点もありの、国防談義。
最近、ディスカバリーチャンネルの「フューチャーウェポン」の「未来の(というか現在の問題点を改善した)兵器」とか、ヒストリーチャンネルの過去の戦争の話とか、その他いろいろ「戦争」や「兵器」に関する情報が入ってきているのですが、それらの話を「ガイコクのハナシ」なんて思ってたのが、一気に「自分たちの話」に置き換えられた感じがしました。
で、内容はというと、「今日本が直面している(一般市民的観点で顕在化しているものも、そうでないものも含め)軍事的危機(要は敵の攻撃)」を、どんな兵器で、どう防ぐか? どう手に入れるか?というあたりを事細かに説明して下さっています。
人道的観点での兵器・戦争論は、当然「いくない」という話になると思うのですが
国防的観点で考えると「そうは言っても攻められたらどうすんの?」ということで、なかなか難しい。
「話して聞くような相手(国)じゃない」という存在があることも、一般市民的に肌で感じている国もいるわけですし、
人道論から、国防論にテーマがかわると、やっぱ攻撃されんのは嫌だから、「持とうぜ、ある程度の力」とも思うし、でも、人をコロスのも嫌だから、他人(米軍?自衛隊?)任せ?とかいうのも、おおきな意味での「国民としての振る舞い」とか考えると微妙な気もするし、やはり「難しい」というコトバに逃げて、棚上げにしたくなってしまうのでした。
難しい。