侍戦隊シンケンジャー

今まで、ライダーを見ていたときについでに見ていた戦隊もの*1でしたチャンバラと聞いて、ちょっと期待。

さらにOP見てたら脚本に「小林靖子」の字が


電王を見ていたときに名前を覚えた小林氏ですが、ここで再会。

確かに「殿」とその周囲のやり取りは、今までの「熱血ライバル集団」とは一味違う「主従関係」で、コメディタッチでもありました。「爺(格さん)」も、「黒子」もいて、いわゆる「ヘンな日本観」に近い感じですがw
すでに「殿に対する各メンバーのスタンス」とかもわかりやすくて、いいなぁ、と思いました。
「口癖でキャラ確立」じゃなくて「主従関係を基にした態度」ってのがよいなぁと。

そして登場する武器やアイテムですが、刀のギミックは、博物館とかジブリ美術館とかで見る「古典的アニメの仕組み*2」で、「電子器具を使わずにアニメを見せる」というナイスギミック。
さらに、変身のときも「筆!?」と思いましたが、幼年期に「文字に興味を持たせる」というのはアリかと。
(ココ最近の小さいお子さんで「ポケモンで文字を覚えた」という子も多いようですし、幼年向きコンテンツを入り口にその手の学習をするというのもアリだしね)

そして、バトルシーンも、まるで無双シリーズのような武器で、画面栄えします。
ゲキレンジャーの肉弾戦用のDQで言うところの武闘家的武器も、ゴーオンジャーの剣+銃のスタンダード構成も悪くはないのですが、今回のはサイズもでかいし(商品化の際にギャップが生じるのはわかっていつつ…だと思いますが)
さらに敵の雑魚戦闘員もCGで増やしているようで、ホントに無双っぽい。
日曜の朝から、特撮で無双ライクな映像が見れますw

ロボは武器とは逆に「商品化」を遵守したせいか、ちょっと闘うには腕が短すぎない?というアニマルロボ。
今週は「個別攻撃」で敵を撃退。来週合体してロボットになるようです。

ということで、結構面白かったです。

強いて難を言うと、今回それぞれに「漢字一文字」があてがわれているのですが、「赤(殿様)」が「火」なのに対し、「ピンク(部下)」が「天」という、ちょ、天の方が偉そうじゃね?というのはありますが、まぁ、子供も覚えやすいシンプルなもので「五行っぽいもの」で、選ばれたんでしょうな。
五行といえば、まだ「金」が残ってますが、これは中盤から「光」とかと一緒に、「別の殿様」として登場するのかな?

なんて、さまざま想像が絶えない今作ですが、きっちり見てみようと思いました。

*1:ハリケンジャー龍騎のとき)、ゲキレンジャー(電王のとき)、ゴーオンジャー(キバのとき)

*2:説明が難しいですが、ループするパラパラマンガを円形に配置し、視点を固定することで動いているように見える、って感じ