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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。床屋に行ったらもみ上げをスパッとやられた。いつも「どんな感じに?」って聞いてくれてたじゃん。
でも、いまさら外見にこだわる歳でもないので良しとしましょう。どうせ生えてくる。

週刊少年ジャンプ(12号):ONE PIECE
週刊ヤングマガジン(12号):好色哀歌 元バレーボーイズ
週刊少年サンデー(12号):絶対可憐チルドレン
週刊少年チャンピオン(12号):元祖! 浦安鉄筋家族


ONE PIECE

言わずもがなの海賊マンガ。過去の経緯の詳細はリンクを。

現在は、シャボンディ諸島でのトラブルで、仲間たちは散り散りに。そしてルフィは「女ヶ島」で女帝ハンコックを仲間?にし、兄エースが囚われている大監獄「インペルダウン」へ。そこでいまや囚人となった懐かしい面々を解放しつつ兄のもとへ向かいます。



好色哀歌 元バレーボーイズ

決して成績がいいとはいえない高校に通うバカバカ3人組をめぐるギャグモノ。好色とタイトルにもある通り、エッチシーンも盛りだくさん。前シリーズである「工業哀歌」が「好色哀歌」に変わり、主要キャラにもさまざまな出来事が。シリアス路線も加わって進行中。

現在は、全部の不安要素が中途半端なまま、赤木編。マユミの子供が自分のこと知り驚く一方で、借金のために拉致られた両親を探す赤木。一方マユミの家は母の不倫で離婚間近?



絶対可憐チルドレン

超能力を公認した近未来で、お上のエージェントとして活躍する小学生中学生3人娘+お目付け役のオハナシ。超能力者が迫害される一面もあり、超能力テロ集団も存在します。そしてこの3人娘は「世界の命運を左右するほどの能力+可能性」を持っているのでした。

今回は、超能力の暴走?化学反応?で兵部率いるパンドラのメンバーとともに行方不明になったチルドレンのメンバー紫穂たちを探すバベルのメンバー。パンドラといったん協力するも裏切られ…。



元祖! 浦安鉄筋家族

千葉県浦安市に住む大沢木家と、その周辺の人たちのドタバタギャグ。

今回は、ゲームとのタイアップで、ぼんくら担任春巻のオハナシ。



★★★総評

ワンピース

最近の加速、熱さ、面白さは、いたるところで賞賛されておりますが、私もその「わくわくしっぱなし」の一員です。さらに、今回の見開きの七武海のカットも、いつにもまして、すばらしい!

で、今回。クロコダイルがちらりと登場し、Mr.3も出てきたならば、そりゃあオカマ(Mr.2)も出てくるだろう、と思っていましたが、出てくるだけでなく熱い共闘宣言までしてくれて、なんだか感動。

さらに、逃げたバギーとMr.3も(図らずも)再度の参戦。チームワークで乗り切るあたりが惜しみなくテンポよく描かれていて、面白いです。

今回の攻撃のコラボも、改めてルフィってバトルの天才なんじゃないかとか、「再開の喜び」とともに「主人公を再評価する機会」にもなってたりして、そういう意味でも熱くなっております。

今後の展開などについて「謎解き」「先読み」など、あちこちのサイトでされておりますが、コレについては「そういう線もあるかも」なんて思いつつ、私個人は類推するのをやめて、100%「受身」のスタンスで楽しもうと思っております。
もう、くち開けて、ぼんやりとした姿勢で、でも貪欲に「この先の展開」を待っておりますよ。



好色哀歌 元バレーボーイズ

今までこんな頻度で巻頭さんになったことないのに、周年とか映像化で、頻度が上がりました。
で、オハナシはと言うと、現在赤木編。
赤木の両親探索は徐々に進んでいる感じですが、マユミの家は予想通りの「破滅路線」。
この両者がどう絡んで、どんな結果を導くのか。諸々「アンハッピー」な要素が多い最近の今作なので、どういう「結末」になっても驚きはしませんが、それでも「ハッピーエンド」を望んでしまします。

なんていいつつ宮本んところは「完全ハッピーエンド」は無理そうだしな…。
ということで、これはワンピースとは逆に、ハラハラしながらいろいろ考えてしまうのです。はい。



絶対可憐チルドレン

こちらは久々の巻頭さん。キャッチにアニメがクライマックスとかありましたが、終わるのかな?

http://www.z-child.com/

日曜朝10時って、サンジャポの時間だから、そりゃ見てないか。

まぁ、それはともかく、毎回安定したオハナシと、「ツボ」がわかった展開で、安心して読めるこの作品ですが、いつの間にやら主人公たちは中学生に。
そして今回! 彼女たちが「彼女たちの未来」について知ってしまったりと、「いつものノリ」でありつつも、けっこう「重要なポイント」もあったりします。

そもそも、SF的なオハナシのパターンのひとつに「未来は変えられるか?」的なものがありますが、大抵は「その疑問」自体が「解決すべき問題」であり、そのオハナシの「結末=変えられる」というのが王道。
しかし、今作品では「変えようと思っても、なかなか変えられるものではない」ということをわざわざ言っていたり(イルカが)、「予知を変えることの難しさ」も事前に語っています。

「だから」ハナシが盛り上がる、ということも考えられますが、このハナシ巧者の椎名氏だから、「努力、友情、勝利」的な展開にはしないと思うんですよね。「そのとき奇跡が起こった」みたいなのは。


まぁ、「誰かが死んで、予知は変わった」となるか、作品の持つテンションで、そのあたりを「力技でハッピーエンドに持っていく」か、気になるところではありますが、ぼちぼちこの作品もエンディングに向かっているのかな?
(と、いいつつ、高校生編、大学生編、OL編、お局編、とか「悪い方向に予知が外れる」というのも面白そうではありますがw)



元祖! 浦安鉄筋家族

こないだも春巻はゲームでネタしてなかったけか?と思いますが、でも「春巻の馬鹿さ加減」と「ゲームと現実と混同」という展開は相性がいいように思います。
正直既観感はあったけど、面白かった。

それにしても、我が家はゲーム好きといいつつ、まだWiiもPS3も360もPSPもないままですが(=春巻以下w)、でも、これでもいいような気がしてます。


てなことで、この辺で。