ばりごく麺

ばりごく麺 1 (ヤングジャンプコミックス)

ばりごく麺 1 (ヤングジャンプコミックス)

ばりごく麺 2 (ヤングジャンプコミックス)

ばりごく麺 2 (ヤングジャンプコミックス)

嫁が「能條センセイがラーメンを!?」と驚いて購入したみたい。私はラーメン屋さんに置いてるビジネスジャンプで2,3話拾い読みしていたのですが、そりゃ家にあれば読むということで。


この作品の特徴は「湯切り」にこだわっている所でしょうか。

そんなにいっぱいグルメマンガを読んでいるわけではないですし、ラーメンも好きですが「遠征」するほどではない感じ。その観点での感想ですが、コレまでラーメン作品では「スープと麺の絡み方」というお題に対しては「スープの特性と麺の形状」というところで「最高の組み合わせ」という回答を提示していたように思います。

ソコに対してこの作品で提示する「回答」は「龍鱗麺」というスーパー麺なのです。
それは特殊な湯切りにおいて発生する「麺に刻まれた微細な傷がスープを運ぶ」というもの。そうか、そりゃおいしそうだ、と思いますよ。

また、この作品の前提として「今ある状況下で、どう最高のラーメンを作るか」といところもあるようで、そういう意味ではこの「特殊な湯切り」というのは輝きますな。


そして、さらにこの主人公である「榊原麺太」は、どうやら高名な流しの調理人のようで、雨の日しか登場しません。

また、ライバルとして中華料理界の伝統の血を受け継ぐ若き天才も登場。

「龍鱗麺」という必殺技を提示しつつ、新しいスープ、ライバルも登場し、面白い展開になっております。3巻目も楽しみです。