偽書ゲッターロボ ダークネス(始動編)

偽書ゲッターロボダークネス 始動編 (ジェッツコミックス)

偽書ゲッターロボダークネス 始動編 (ジェッツコミックス)

先日、若干しょんぼりした「ゲッターロボ飛焔」に続く、石川賢御大の筆ではない「新」ゲッターモノ。


飛焔は、隼人や敷島博士も登場してたし、なんとなく「オリジン」の流れの中にありそうな感じでしたが、こちらは「偽書」と名乗っていることからも、完全なパラレル(というか、カバーという感じ)と思われます。


司敷島博士は登場し「相変わらず」なものの、メインの3人は、リョウ、ハヤト、ムサシ、の名前ですが、ムサシは女子だし、ハヤトはヤク中ですw あとは敵とか、基地とか、司令官とか、地球の惨状とか、いろいろな設定が「この作品ならでは」という感じになっています。


また、オハナシとしては「ゲッター線」をめぐる感じで「アンチゲッター線」という単語も出てきて、双方で「自らを正義/光、敵を悪魔/闇」と呼んで、単なる「侵略者VS防衛者」ではなく、何がしか因縁的なものがあるような対立構造になってます。


絵は、個人的には見慣れない絵なのですが、作者の方は(私は読んでないけど)メジャーな作家さんのようなので、みなさんそんなに違和感ないのかな? 私はちょっと違和感が… 司令官の顔が長いですw



ゲッターロボはそれぞれ大活躍するし、キャラもいかれた感じですし、「アンチゲッター線」なる単語も出てきたり「ゲッター線を過剰に浴びた人間が!?」とかいう描写もあるし、いろいろ楽しみです。
が、同時に「崩壊(打ち切り、尻切れトンボ)」も内包しているシリーズなのでw 決して期待するわけではないですが、「散り際」も気になったりしてw

ともあれ、今回は「始動編」ということでいったん終わり、来年春に改めて単行本が出るようなので、そちらを待ちたいと思います。はい。