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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。サンデーはオヤスミでしたが。それ以外の感想を。

週刊少年ジャンプ(43号):ぬらりひょんの孫
週刊ヤングマガジン(43号):センゴク 天正
週刊少年サンデー:オヤスミ
週刊少年チャンピオン(43号):範馬刃牙



★★★さっくり感想

ぬらりひょんの孫

主人公は妖怪と人間のクウォーターの中学生という血筋と、妖怪勢力は「任侠集団」という形態、という設定のこのオハナシ。最初は「同級生に正体がばれないように、身の回りで怒る怪異・妖怪を退治するオハナシ」でしたが、最近はバトルモノ・陣取り合戦の様相も。
現在は関西方面に羽衣狐なる超大物(白面のモノ、ってことでいいのかな?)が登場し、どうにも勝てなさそうなんで東北は遠野で修行中の主人公。一方その超大物羽衣狐に対峙するは人間の陰陽師の一族です。

オハナシとしてキャラも、勢力も増え、いい感じでバトルモノに推移しつつあるなぁと思う今日この頃。
同じ中学生でも「実はギャングの血筋で」とか「パラレルワールド」「10年後」とか言われるより「妖怪が陣取り合戦」って方がわかりやすいしのめりこみやすい。安易にバトルモノになるのはいただけませんが、この設定なら自然に楽しくバトルモノになっちゃって、と思いますよ。妖怪好きだし。

で、今週号を読んじゃったんで、あれですが、いよいよ遠野のメンバーも巻き込んでのバトル。元のぬら組の連中と遠野組でひと悶着ありそうですが、まぁ「主人公リクオ/若頭のため」ってことで一致団結していくのだろうなぁと。

対四国勢力のときは敵ボスの暴走が凄すぎて、あんまり「チームバトル」って感じじゃなかったんですが、今回はキャラも増えたし、因縁も生まれているし、別に五重塔で戦えとは言いませんが(ああ、でも大阪城だか二条城だかで戦うんだっけか?)、ちゃんとチームバトルして欲しいわ。



センゴク 天正

実在した仙石秀久を主人公にすえ、戦国時代を描くこの作品。現在の時代は信長と孫一率いる雑賀衆がケンカするあたり。
ゲリラ的方法で信長たちの首を狙う雑賀衆。元孫一配下にいた仙石一派の射手妙算は孫市の「手」を読み、誰よりも先に孫一の前に立ちはだかりますが「師匠を取るか、大将を取るか」で悩みます。

毎回言ってますが、リアル路線なんでハナシとしては地味で盛り上がりに欠ける印象なんですが、今回はゲームで知ってるキャラが登場したり、オハナシの内容が「師匠への恩顧と殿への忠義のハザマで揺れるキモチ」というわかりやすいハナシだったので、ワクワクして読めました。

やっぱ単なる「リアルな戦記」は教科書とかドキュメント系の記事(ちゅうても戦国時代の記事がドキュメントなんか?といわれると半ばフィクションだとは思いますがw)でよくて、マンガだったらこういう「ドラマっぽいハナシ」があったほうがいいな、と思ったのでした。私の場合、このセンゴクの評価は、そんなハナシの有無でシリーズごとの評価が違うなぁ、と改めて感じましたよ。



範馬刃牙

グラップラー刃牙(バキ)」→「バキ」→「範馬刃牙」と名前を変えつつ壮大な親子喧嘩を描く格闘モノ。みんなが夢中なピクルとのバトル。いよいよバキも参戦。ピクルに対しバキは技を使ったり、引っ叩いたり、高いところから飛んで見せたりアレコレ、本当にアレコレしておりますが、今度こそ「最終局面」?

いよいよ「太古の超生命体」というノリから、「仲間的」「ライバル的」な立場に来たか?ピクル? と思うけど多分、もう2,3エピソードありそうだ。
でも、このマンガは「決着を見る」のが目的ではなく、「過程を楽しむ」作品なんで、このままタイトルが「バキVSピクル」と変わってずっとやっててもいいように思いますが、でもやっぱあと2,3エピソードなのかな?
それとも勇次郎が来てあっさりピクルに勝って…とかはないよな。でも板垣センセイだしな。

なんて、うだうだ考えるのが楽しいので、やっぱタイトルを「バキVSピクル」と変えてずっとやってて欲しいです。
その次のタイトル?もちろん「バキVSピクルVS勇次郎」でしょw



てなことで、この辺で。