新日本プロレス091108＠両国　感想加筆

クアーズがスポンサーのこの試合。恒例のビール（クアーズ）を１つ買うと１つもらえるコースターですが、今日は中邑と棚橋をもらいました。印刷したタイミングと捌ききれないせい？もあり、現状に対し皮肉な絵面となっております。でも双方お疲れ様でした!!!

さくっと感想を加えました。

［1］田口隆祐＆プリンス・デヴィットｖｓ外道＆邪道

連携もキッチリしてるんだけど、なんとなくイマイチ。
ジュニアは、どうも先日から「全日で見た試合がよかった」という＜印象＞が強く残っていて（実際にどちらがどう、という比較をして見ているわけではないですが）、そう感じてしまうんだよな。記憶に残ったのはデヴィットのフットスタンプ。

［2］岡田かずちかｖｓ TAJIRI
「あえて」の組み合わせなのはわかっているのですが、どうにも岡田が空回りしているように見えてしまう。そして、それをうまく手玉に取っているタジリの方がやはり役者が上か。会場は岡田びいきのタジリにブーイングなんだけど。
で、試合後タジリは邪道外道と組むことを発表。これでとりあえず就活成功、ですな。

［3］蝶野正洋＆獣神サンダー・ライガー＆AKIRA ｖｓ中西学＆大森隆男＆金本浩二
キレイにみんなの出番を持って展開する玄人ならではの試合ですが、安定しているがゆえ？いつものAKIRAの敗戦処理で、ちょっと残念。

［4］永田裕志＆井上亘ｖｓ矢野通＆石井智宏
先ほどの岡田の空回りと印象がかぶる井上。がんばる様を煽りVなどで演出するものの、個人的には「永田さんと張り合おうとする石井」の方はよっぽどがんばっている風に見え、キモチ的には石井を応援。結局石井が永田さんに沈められますが、石井がんばった！と思う。井上はどうでもいいやｗ

［5］ミスティコｖｓタイガーマスク
※王者ミスティコは3度目の防衛戦
煽りVとかで見たスゴイ技を実際に見て「すげー！」と思うものの、試合中ずっとそうかというとそうでもなく（当たり前だ）、どちらかというとミスティコはやたら「応援を求める印象」があってｗ「盛り上げるエンターテナー」というよりも「かまってちゃん」に見えてしまったｗ　ともあれ、終盤はミスティコとタイガーの技の応酬もなかなか楽しくいい試合でした。決着はタップで残念でしたが、まぁね。いろいろ考えるとそうなる、ってことなのかな？

［6］ブラザー・ディーボン＆ブラザー・レイｖｓジャイアント・バーナード＆“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
※王者組チーム3Dは初防衛戦
奪還者はあの二人でいいの？と思いつつ、日本人選手で適当な組み合わせも思いつかず、まぁ妥当か、と納得。
しかし、過去これほどまでに“ザ・マシンガン”カール・アンダーソンに声援が飛んだのを見たことがあるだろうか？（反語）。敵の敵は味方、というのがよくわかる声援の飛び方だったなぁ。
試合はなかなかいい緊張感。わかりにくい例でいうとｗ「カプコン VS SNK」のレシオが、チーム３Dはそれぞれ２で、バーナードが３でアンダーソンが１な感じ（あくまで個人的イメージですが）。そんな感じの一進一退の攻防でしたが、最後は両者リングアウトでチャンピオンの防衛。ええー、と思いましたが、プロレス/格闘技カクトウログさんの言うとおりドームにつなげるのかもしれませんね。
終わってからももぞもぞばたばたしていた印象ですが、そのあたりも「あ、そうそう、もっと因縁作っとかなきゃ」的感じもしたしｗ

［7］後藤洋央紀ｖｓ田中将斗
「あいたー！」という見ているヒトの痛覚を刺激する熱い戦いでした。「意地のぶつかり合い」という意味では、メインにも負けないものがあったと思います。この対立、おもしろいな。

［8=セミ］真壁刀義ｖｓ飯塚高史
チェーンを扱わせれば、真壁か飯塚かクラピカかｗという位のチェーン巧者のデスマッチ。
相手を動かす／動きをさえぎるのに使う、しめるのに使う、なぐるのに使うと、いろんな使い方が登場。
しかし最後は真壁の自前チェーンと、飯塚のアイアンフィンガーの一騎打ち。結果は真壁が飯塚を抑えて勝利。これもおもしろかった。

［9=メイン］中邑真輔ｖｓ棚橋弘至
※王者中邑は2度目の防衛戦
後藤ｖｓ田中も意地のぶつかり合いがすごかったですが、こちらもなかなか。最初から張り手合戦でバチバチ行ってます。
お互いの「いつもの技」を繰り出しあって、パッと見、いつもと同じ展開、なんだけど、双方執念の量が違う、というか、かなり効いていると思うんだけど、それでも立ち上がる、という感じ。熱戦でした。

全体的に「前半は「安定」とも言えるけど、ちょっとメリハリに欠ける感じ。後半は「他団体が絡む」「因縁の対決」というニュアンスもあり盛り上がった感じ。やはり「戦いの背景」は需要だな、と思ったのでした。
ではこのへんで。