1223先々週+先週分

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。いろいろあってサボってた分を。ワンピースも連続巻頭さんだし、サンデーチャンピオンオヤスミだし2週分まとめて。

週刊少年ジャンプ(01号)(02号):ONE PIECE
週刊ヤングマガジン(01号):好色哀歌 元バレーボーイズ/(02号):暴想処女
週刊少年サンデー(2・3号):結界師
週刊少年チャンピオン(2+3号):AL アル THE WHITE TRICERATOPS


★★★感想

ワンピース

言わずもがなの海賊マンガ。過去の経緯の詳細はリンクを。

現在は、兄エースを救出すべく大監獄「インペルダウン」へ。そこでいまや囚人となった懐かしい面々を解放しつつ仲間を増やすルフィ。しかし兄はすで海軍本部に。そこで、繰り広げられていたのは海軍と海賊白ヒゲ一派の大激戦。ルフィも加わりますが、海軍の作戦やら包囲網やら大将やらで劣勢気味でしたが…

連続巻頭さんということで「モリアガッテマス」的なことはずっと言っているので、それ以外。

現在大将3人とかガープ爺さんとか白ヒゲ一派とか「今のルフィじゃマジでかなわない」相手が目白押しですが、「能力(の相性)を凌駕するもの」として「覇気」が気になる今日この頃。

シャボンディで初登場した金太郎戦桃丸もソノあたりを駆使してそうですが、なんか「全部を無効に」とかいうことになっちゃうと、コドモのごっこ遊びの「絶対バリアー!!!」みたいになっちゃって、ちょっとアレだな…と思うんですが、どうなんでしょうか?

あと今のバトルの中で、ルフィに対して「若さ」というキーワードが散見されていて、え?若さが強さに関係すんの?とか思っていたんですが、ふとこないだの映画でもらったワンピース0巻の作者のあとがきにあった「ルフィの17歳最後の冒険」という台詞が気になって、「大人になると覇気/能力がグレードアップするのか?」とか(あるいはコブラ寺沢武一氏の某エピソードにあった「女になると額にルビーが出てくる」とか?)いろいろ気になっているのです。
ソコへ来て最新号での「再度のホルモン投入」。コレもオトナとか若さと関係ある?とか気になってます。はい。
てなことで、コレも震えて続きを待ちますよ。



好色哀歌 元バレーボーイズ

タイトル変更以降、変にリアルな元バカバナシ。決して成績がいいとはいえない高校に通うバカバカ3人組をめぐるギャグモノ。好色とタイトルにもある通り、エッチシーンも盛りだくさん。前シリーズである「工業哀歌」が「好色哀歌」に変わり、主要キャラにもさまざまな出来事が。シリアス路線も加わって進行中。現在は、というか、相変わらず様々な全部の不安要素が進行中。

いったんのハッピー展開に思わず感想をあげましたが、本当に良かった。ココ最近の「マンガ閲読」の中で、「マンガの中の作り物のオハナシ」なんだけど、本当に良かった、と思ったエピソードでした*1。あのおっちゃんの行動もリアリティ的に筋通ってるし、違和感ないし、やっぱいい意味でも悪い意味でも「妙な現実味のあるココ最近のバレーボーイズ」なのでした。



暴想処女

ヤンマガに定期的に現れるお色気担当漫画。主人公は貞操を守るためにはどんなエロも辞さない女子高生。毎回様々なシチュエーションで聞き間違いをし「貞操の危機」と妄想。相手の男子をあの「手」この「手」(たまに胸も)で「逆姦」します。

おっちゃん的にこの作品を楽しむポイントは「聞き間違い」と「その品質(おお、この聞き間違いは無理もなく面白い、とか)」「いつまで続くのか?」というあたり。作者の方と編集者の方は日々そんなことを考えているのだろうか、と思うとお疲れさまです、とヒトコト言いたくなります。
そして、最近男子であるモリモリも暴想対象としてよく登場してますがギャグとしては面白いけど、実用的活用を試みる若年層とかはアレで萎えたりしないのだろうかと、勝手に心配。さらに、このマンガをきっかけにそっち方面に、目覚めたら…とか、読者のコッチが暴想なのでした。



結界師

「結界術」を駆使して「妖」を退治するバトルモノ。主人公たちはその「技」を駆使して聖地を妖の手から守ったりしてます。現地で働く主人公達と、主人公の兄が所属する「中央で統括する組織」もあるようで、ソコの政争的な動きも主人公達に影響し、オハナシの世界観も広がっています。
現在は自分達が代々守ってきた聖地が実は「人間が封印されている」場所で、かつその人間=殿様を求めお城の中をを探すという展開に。

最近あんま巻頭さんじゃなかった? それはさておき、大規模攻撃を受けたり怒ったりして更なる能力開花する良守という順当な展開もありつつ、ココへ来て「黒幕顕在化」「組織再編成」「母登場」「烏森の正体説明」と、確実に次のステージへ進んでいる感じ。
しかしながら、最近若干複雑化して「少年漫画的快活さ」みたいなのが薄まってるかな?と感じてた最近ですが、最新号での良守のお城の中での行動・活躍を見て、バランスは取れているか、と思ったしだい。
でも、だんだんハナシのスケールがでかくなってきて「到着地点」はどんな絵なの?というのが気になっております。
ハッピーになるのかな?っていうか、どういう状態がハッピーなんだ?お役御免になること? うむむ、気になる。



AL アル THE WHITE TRICERATOPS

所十三センセイの恐竜モノ新連載。タイトルにあるとおり「アルビノ」のトリケラトプスのアルが主人公。アルビノ=目立つ=狙われやすいゆえ、仲間からも疎まれるアル。そして、彼と同様の「突然変異」でありつつも、弱者/捨てゴマとして生まれたアルとは真逆の「最凶の方向」で生まれた「牙王」。「牙王」は食べるためでなく、殺すために殺す、という行為を繰り返します。そしてのの2匹が出会って…

所先生お帰りなさい!という新連載。過去の佐木作品的展開なら、このアルと牙王は友達になっちゃう感じですがwそんなこともなく順調に仇敵になりそうな展開。しかし、このアルがどのような「道」を経て、牙王と対峙するのか。
自らの目立つ体と、人となり(恐竜となり?)を生かした仲間とともに「アルがおとり&みんなで攻撃」みたいな感じになるのかな?
ともあれ、恐竜世界のハナシですので、どうなることやらわからない部分もありますが、ソレ込みで楽しみにしたいと思います。



てなことで、このへんで。

*1:バレーボーイズの次に気になるのは、ヒメアノ〜ルとチェリーナイツw←こないだのタイムスリップネタとか最新号で決着ついた「美顔餅」エピソードとか