一度は訪ねてみたい有名人のお墓―東京・神奈川編

ネタとしては「偉人・有名人の生涯を振り返る」ってモンで、そんなに目新しい本ではないと思うんですが、お墓という切り口で紹介するのが「聖地巡礼」のサポート的役割を持ちつつ、あまり労せず（失礼）、新たなものに生まれ変わらせるいいアイデアだな、と思いました。

ということで、ネタ自体は「偉人・有名人の生涯」がほとんどで、お墓のカタチのタイプ、お墓の場所ってのはそんなに記述量がないです。
なので、歴史上の人物とか知ってる人については「そうですね」的な感じ。逆に近現代の方は名前しか知らない人が多かったので、勉強になりました。

そして個人的には最近のウォーキングルートでもある生田のお墓*1に結構有名人がいるのね、と思ったのと「東京ブギウギの笠置シヅ子」さんの本名が亀井静子だったことが目立った感想。

読み物としては刺激が少なくトイレ向きな感じですが、「既にある情報をどう魅力的に見せるか」という「編集」という技を考えたときにすばらしい発想だなぁと思ったしだいです。はい。