どうぶつの国(1)
- 作者: 雷句誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/17
- メディア: コミック
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どうぶつの国といいつつ、メインキャラの「たぬきたち」は、気ぐるみ着た人間風*1。
そんでタヌキたちが間抜けで可愛くて可笑しい。造形的にもキャラの立ち振る舞い的にも、過去の雷句氏作品で見られた<熱血>と<バカバカしさ>がキッチリ出ていていい感じ。
さらにそれに強力助っ人的山猫もいて、<ハードなバトル>っぽさもあり、硬軟織り交ぜたキャラ構成。これまたバランスがよい。
まだハナシの展開はわかりませんが、ノリとしてはガッシュがスキならいいのでは?という感じ。
世界観が「人間の世界に来た魔界の王候補」から「どうぶつの世界に来た人間のあかちゃん」というあたりの「異世界に来ちゃった」とかいうあたりはガッシュに似つつも、「魔物と天才のバディモノ(ガッシュ&清麿)」から「強い(山猫)のと弱い(たぬき)のバディ2名。ただし、言葉は通じなくて主人公(人間)が間を取り持つ」というちょっと複雑な感じになり、これまた、今後アレコレ起きそうな感じでワクワクしておりますよ。
最近流行の「1,2巻同時リリース」ではなく、翌月刊行という形で、4月に2巻が出るみたいですが(恐らく別マガのコミックス全体の注目度を上げるための作戦なのでしょうな)、早く続きが読みたいです。
で、多分面白いと思うんだけど、まだ「プロローグ」な感じも無きにしも非ずなので、オススメはまだしない。でもガッシュがスキならありかと思います。
*1:作中の描写や扉絵とか見るに、他の動物は普通に動物として描かれているんだけどね