0403

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。新年度です。春ウララです。サクラも咲いています。今年度もよろしくです。

週刊少年ジャンプ(17号):家庭教師ヒットマンREBORN!
週刊ヤングマガジン(17号):なにわ友あれ
週刊少年サンデー(18号):最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜
週刊少年チャンピオン(18号):元祖! 浦安鉄筋家族


★★★感想


家庭教師ヒットマンREBORN!

突然家庭教師を名乗る幼児にイタリアンマフィアの跡継ぎだといわれたダメ中学生(日本人)。その幼児は実は天才家庭教師で、死ぬ気でやる気を出させる「死ぬ気弾」を打って、主人公をサポート。「友人たちとタッグチーム結成型車田正美的、ゆでたまご的チームバトルマンガ」。こないだまで10年後の世界で世界の命運を左右するバトルをしてましたが無事決着&自分の時代に戻ってきましたが、マフィアの10代目継承式が行われることになり…


実際のところ、いうほど理解できていないりぼーん*1
でも、巻頭の見開きで意味ありげに7人並んでたり、転入生であるいじめられッ子とシンクロするあたりが、きれいな対立構造を見せてくれてます。

さらにいうと、未来であんだけ有名になってんだし、今更「継承」とかって既成事実じゃないの?と思うんだけど、あくまでいろんな可能性の一つで、ツナがボスにならない可能性もある、って前提のオハナシだと思えばいいのかな?
それとも「ソレはソレ、コレはコレ」ってことで、別モンだと考えればいいのかw?
とりあえず、10代目継承式に向けて、それを阻止しようとする「ワレこそは真(リアル)・10代目!!」って感じになると思われる展開を待ちます。



なにわ友あれ

平成初期の大阪を舞台に「環状族」とよばれる走り屋チームの抗争をネタにしたお話。「ナニワトモアレ」の第2部。荒くれチームを次々に討ち果たし、若手も加えて名が売れてきた主人公ぐっさん率いるTEAMスパーキー。今度の相手は喧嘩を売ってきた「ハッシュ」。ハッシュに恨みを持つプレストも絡んできて三つ巴バトルがグッさんVSアヤのタイマンで、ついに決着。



こないだのハッシュとの決着方法、つーかぐっさんVSアヤ、すごく良かった。

単に「腕っ節」ではなく「胆力」でねじ伏せる感じがよかった。

殴ったり殴られたりって経験あるから、アレコレ「ヤンキーの喧嘩モノ」って感情移入したりするわけですが、オノで攻撃したことも攻撃されたことも無いんですがwでも、殴り殴られの延長線上にあるとは言いにくいものの、あの状況・雰囲気は用意し想像できるし、リアリティを感じられたし、ぐっさんの凄さが伝わってきたのですよ。

で、胆力って単語をよく聞くけど、実例として見たのは初めてな気がする。歴史上の人物のハナシとかで見たり聞いたりするけど、それはあくまで「オハナシ」であって、やられたら痛いだろうな、とか、やったらやったでアレコレ大変だよな、とか、でもひくに引けない状況ってあるじゃん、とか、「現代社会に生きる我々」的な観点で、すごく驚いたし面白かったし、凄いと思った。登場回数的には最近テツな「なにわ友あれ」でしたが、さすが「頭」。ぐっさん、お疲れ。

というこないだまでの振り返りはそんな感じの大満足。

今回は、多分今後へのつなぎなんでテツとタッツンとかの因縁なのかな?と思われるので、特にナシ。はい。



最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜

焼きたて!!ジャぱん」の橋口たかし氏の連載「最上の命医」の2部、とのこと。1部は障害を持って生まれ、その障害を医療手術によって乗り越えることが出来た少年が、執刀した医師に憧れ名医となって戻ってきて、いろいろ難病対策でサクセスしたり、政争を制したり、青春群像劇、な感じでした。が、作中、この主人公がガンであることがわかり、やばくね?って感じのところで1部終了(なんだそりゃ!)ってところの、この第2部開始です。

で、この2部の主人公。前の主人公である西條先生の同僚の息子。タイトルにニートとありますが、学校サボっている単なるチンピラでニートっつーかヤンキー的チンピラですな。そんな彼は、父のいうコトも聞かず勘当されてしまいます。そんな状況下、転がり込んだ友人の影響で勉強+医療に目覚める!? という展開。



なんつーか、西森博之氏作品風キャラで、医療方面カメレオン、って感じか? それにしても、イマイチ共感できない主人公。「変わっていく過程」で魅せるのか? そしてサブタイである〜ザ・キング・オブ・ニート〜ってのも、主人公ニートじゃねーし、あえて誤読させて「ニートが医者を目指すだって!?」なんて思わせそうとしている感じがして、何かせこく感じる。命でいいじゃん、って思うんだけど、あえてこうしてきた作戦というか、お手並み拝見ってところか。静観。



元祖! 浦安鉄筋家族

千葉県浦安市に住む大沢木家と、その周辺の人たちのドタバタギャグ。
今回は、新しい単行本?企画本?が出るそうで、そのお披露目のため?の巻頭さん。


冒頭の袋とじはちっとも面白くなかった。

扉絵は最高。相変わらず、浜岡先生の何気なく生活のいちシーンを切り取ったようなフリをしてまったくの異次元を描くという一枚絵が好きです。

で、本編。新キャラの漫画家少年が登場。
最近、キャラの中ではノムさんが一番好きなんですが、今回のあかねちゃんの活躍ぶりはなかなかでした。適当姫、言い得て妙。



てなことで、今日はこの辺で

*1:箱と炎とって辺りはこないだ学んでわかった。次は各キャラ・勢力の相関関係だな。敵味方ってのは判るんだけど血縁関係というか上下関係というか、その辺は要復習w