陽気なギャングの日常と襲撃

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

こないだ、今更読んだ「陽気なギャングが地球を回す」の続編。ぼんくら会話が魅力。


私にとっての一番の魅力はぼんくら会話なんで、もう感想は言い終わったも同然なんですがw このオハナシの成立の背景*1は凄いなぁ、と思いましたよ。
スジも通ってるし、オチもついてるし。
作家さんて、そういう風にオハナシを作れちゃうものなのですな。流石。

そして願わくば、また彼らのぼんくら会話の続きを読みたい気もしますが、ある意味大変完成された性格設定+やり取りなので、落語的とも言えて、自分で想像できちゃうかもな、とか、新鮮な発見というより「想定している展開」になるような気もするので、喰い足りないくらいがいいのかも、とも思うのでした。


蛇足
この作品の中で好きな諺は「私の言う通りにやれ、私のやる通りにではなく」です。

*1:短編4つだったけど、長編1つにまとめた、とのこと