どうぶつの国(3)

どうぶつの国(3) (講談社コミックス)

どうぶつの国(3) (講談社コミックス)

金色のガッシュ@サンデーの雷句誠氏の、マガジン移籍作品。「動物しかいない異世界」である「どうぶつの国」に紛れ込んだ人間の男の子の赤ん坊と母親役のタヌキ。そしてカレを守る動物達のオハナシ。そして、その赤ん坊もこの3巻では表紙でわかるとおり「コドモ」に成長しました。


現在は、2巻で提示された、恐らく作品全体に通じるであろうテーマ「食べる」というコトについては、「草食動物は農業をする」「肉食動物は魚を食べる」という解決策が出て、主人公タロウザの周辺では安定運用されている模様。
さらにタロウザの能力「話す=複数の動物の言語を聞き分け、話す」のおかげもあり、コミュニティとしても上手く連携できているようです。

しかし、ソコに、(これも2巻で登場済みですが)「ライオンに育てられた人間の女子」が登場します。
そんなわけで、必然的にタロウザたちVSライオン(肉食動物)という対立構造が発生するわけですが、ココで、単に対立構造にならず「緩い敵対関係」になるのが雷句節、という感じで楽しい。

男女の課題は先送りですが、この先単純な対立構造じゃ終わらないだろうし(なんでこの世界に二人は来たのか、ってハナシもあるもんね)、どうなるのか、楽しみです。
オススメ。