機巧童子ULTIMO(5)

機巧童子ULTIMO 5 (ジャンプコミックス)

機巧童子ULTIMO 5 (ジャンプコミックス)

スタン・リー氏×武井氏のちょいアレな匂いもするSFメカバトル。基本的には「善悪のバトル」なんですが、創造主であるダンスタンの不可侵的超越性が強調されてましたな。なんだか黒幕を細かく描かれると終末近いの?オハナシ終了なの?と身構えてしまうw


でも、過去にいけるとか、アレコレ操作できる能力とか、個々のキャラの能力が、全員通常のバトルものの「ボスクラスの能力」で「できることのレベルが高すぎる」から、何かインフレ的な匂いもして、ホントについつい展開(とんでもないのが出てきて、集団バトルが急に決着とかしやしないか?wとか)に身構えちゃうんだよな。


しかし、相変わらず武井氏の?言葉遊びは秀逸。

過去、「技名を叫んでから殴る漫画←内藤泰弘先生のカテゴライズw」としては、技の内容にちなんだ名前をシンプルに呼ぶものから(例:リンかけ)、それとなくイメージがつながりそうな好きなバンドの名前(例:バスタード)とか、ちょいと意訳(いろいろありすぎ)とか、まったく関係ない(例:すごいよマサルさん)とか、アレコレありましたが、今回のこの作品の技名(パターン的にはちょいと意訳)が秀逸。

書いちゃうとネタバレになるんで言わないけど。


てなことで、その登場人物たちの能力の高さと、武井氏の癖とで、どうにもぼんやり読めないウルティモですが、今後の展開にも期待です。はい。